2012年8月30日
かつては神仏の住むところとされ、人々が敬い崇めた日本一の霊峰、富士山。
1000年以上も前に整備された御坂みちは、富士登山をめざす人々で賑わった。
今回は、甲府から、最大の難所・御坂峠を越え、河口湖、富士吉田へといたる旅。
北斎や広重も描いた絶景ポイントでは、思いがけない富士の姿に遭遇。
名物のほうとうやうどんも味わいながら、かつての賑わいを伝える街並を訪ねていきます。
富士レークホテル(ふじれーくほてる)
富士を望む河口湖畔に建てられた老舗ホテル。館内は、バリアフリーのデザインで統一されている。富士山や河口湖が見える温泉風呂付の部屋が人気。通りをはさんだ向かいには、山麓のかつての暮らしを伝える「富士博物館」を併設している。
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津1
TEL:0555-72-2209
御師民宿「筒屋」(おしみんしゅく づづや)
富士吉田には、古くから「御師(おし)」と呼ばれる人々がいた。御師は、信仰登山をする人のため、宿や食事を提供し、登山前のお祓いや禊なども行った。「筒屋」は20代続く御師の宿。現在は民宿として営業しているが、登山をする富士講の人々が今も毎年宿泊している。
住所:山梨県富士吉田市上吉田6-7-3
TEL:0555-22-5059
天下茶屋(てんかぢゃや)
御坂峠に立つ茶屋。河口湖の奥に聳える富士山の美しい眺望で知られる。昭和初期に太宰治が2か月ほど逗留し、短編小説「富嶽百景」の舞台ともなった。2階には太宰逗留当時のようすが復元されている。名物は、ほうとう鍋。
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町河口2739
TEL:0555-76-6659
手打ちうどん はなや
現在60店舗以上ある富士吉田のうどん店の中で最も古い、明治時代創業の老舗うどん店。メニューは釜揚げの「湯もり」と、「ざる」「皿」の3種類。
住所:山梨県富士吉田市上吉田6-9-1
TEL:0555-22-2507
カフェ月光(かふぇげっこう)
富士吉田市下吉田地区にあるカフェ。昭和初期の理髪店だった建物を改装し、店内にはレトロな雰囲気が漂う。名物は、オーナーの手づくりによるカボチャのメープル・チーズケーキ。
住所:山梨県富士吉田市下吉田3-12-11
TEL:0555-28-7277
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