
2012年2月16日
今回は羽州街道を横手から久保田(秋田市)、そして男鹿半島へと向かいます。
豪雪の地で出会う様々な不思議。
家の奥に秘められた蔵、荒波に押し寄せる神のサカナ、雄叫びに身もすくむ冬の祭り。
秋田の冬の温もりに触れる、羽州街道・秋田道を旅します。
江戸時代から農産物の集散地として栄えた増田町。成功した商家は豪奢な「内蔵」を設け、その造作や細工は精緻を極めた。蔵は冬の豪雪から守られ、母屋にすっぽりと覆われている。現在40棟あまりが確認され、一部見学が可能となっている。
住所:秋田県横手市増田町増田字中町64
(増田町観光協会)
TEL:0182-45-5311
江戸時代中期、宝暦年間(1751〜1763)に建造された秋田の代表的な農家建築。客用の玄関と家人用玄関が両端から突き出る「両中門造り」は、積雪の冷気を遠ざける工夫とされる。広い土間に置かれた囲炉裏は、今も通年火が焚かれ建材の保護の役目を果たしている。
住所:秋田県秋田市金足小泉字上前8
(秋田県立博物館・分館)
TEL:018-873-5009
男鹿半島に古くから伝わる冬の行事「なまはげ」。その起源は諸説あるが、この五社堂も鬼の伝説を今に伝えている。山を下り暴れていた五匹の鬼が村人の機転によって追い返された。五つの社はその五匹の鬼の魂を慰めているという。
住所:秋田県男鹿市船川港本山門前
春霞 栗林酒造店
(はるがすみ くりばやししゅぞうてん)
創業明治7年。湧水の地、六郷の蔵元。奥羽山脈からの伏流水を仕込み水にして伝統の酒・春霞が生まれる。町には70箇所も清水が湧く場所があり、各家庭でも生活用水として使われている。
住所:秋田県仙北郡美郷町六郷字米町56
TEL:0187-84-2108
亀寿司食堂(かめずししょくどう)
店のすぐ裏手にある男鹿・北浦漁港から新鮮なネタを仕入れて提供する漁師さんの支持も絶大の店。冬はハタハタの寿司や「しょっつる鍋」、夏はウニや岩ガキ、旬の魚介類を楽しめる。
住所:秋田県男鹿市北浦北浦字栄町4-3
TEL:0185-33-2049
なまはげの面彫り(めんほり)
なまはげの祭りには古くから受け継がれた面が使われるが、石川千秋さんはただ一人の面彫師として独自の目線でオリジナルのなまはげの面を創作している。凄みのある怖さを出したいという石川さん。男鹿・真山の「なまはげ館」にも仕事場を持ち、見学することができる。
住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
TEL:0185-22-5050
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