2011年9月15日
岐阜県の加納から、郡上八幡へ至る道「郡上街道」。
戦国武将・斎藤道三と織田信長ゆかりの地であり、
家康が築いた美濃路最大の城下町「加納」から、
日本三大清流のひとつ、長良川を遡上すると、刀鍛冶の「関」も、
美濃和紙の「上有知(こうずち)」も、長良川の舟運によって栄えた町。
険しい峠道と川を渡って「(郡上)八幡」に至る。
4日間の「徹夜踊り」で有名な郡上踊りは、藩と民衆の融和が目的だったとも言われ、
7月中旬から9月上旬まで、33夜に渡る。
十八楼(じゅうはちろう)
格子戸のある古い街並みが今も残る川原町にある創業150年の老舗旅館「十八楼」の屋号は、松尾芭蕉が長良川を訪れた際、川の畔に立つ楼閣(水楼)からの眺めを記した「十八楼之記」に因む。
住所:岐阜県岐阜市湊町10番地
TEL:0575−22−0220
辻屋(つじや)
関で創業160年を誇る鰻屋。大きさにバラつきのある天然鰻を切り分け焼き、丼に盛った名残で、今でもその焼き方は変わらない。間口が狭く奥が長い鰻の寝床のような店舗。
住所:岐阜県関市本町5丁目14
TEL:095-823-2281
岐阜和傘(ぎふわがさ)
岐阜の和傘作りは、江戸時代に加納藩が下級武士の生活を救うために内職として奨励したのがはじまりといわれている。現在も岐阜市加納地区には多くの工房があり日本一の生産量を誇る。製造工程は細かく分業化され、いくつもの工程を経て繊細で美しい和傘が出来上がる。
住所:岐阜県岐阜市加納中広江町27(坂井田永吉本店)
TEL:058−271−6958
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