にっぽん歴史街道

にっぽん歴史街道 BS-TBS
トップページ番組概要過去の放送

過去の放送

2012年9月放送

2012年8月放送

2012年7月放送

2012年6月放送

2012年5月放送

2012年4月放送

2012年3月放送

2012年2月放送

2012年1月放送

2011年12月放送

2011年11月放送

2011年10月放送

2011年9月放送

2011年8月放送

2011年7月放送

2011年6月放送

2011年5月放送

2011年4月放送

2011年6月2日

中山道・木曽路〜宿場をたどる峠の道〜

mainimage

今回の歴史街道は、中山道のうち、長野県木曽地方を北から南へと抜ける、木曽路。
この街道は多くの旅人が歩いた五街道のひとつで、峠を越える一番の難所にあたる道でした。
しかし、天候に大きくは左右されず、美しい山道に自然を満喫する木曽路は、
江戸時代、旅人憧れの「秘境浪漫の道」でもありました。
今も江戸時代そのままの宿場風情が残っています。
そして、この街道を歩いた人々には、女性も多くいたことがわかっています。
幕末に十四代将軍・徳川家茂へ嫁いだ、皇女和宮の降嫁の道も、この木曽路でした。
今も街道は、江戸時代の旅人の息づかいが感じられる場所なのです。
輝く新緑と清流、咲き乱れる花々に迎えられて。
江戸時代へ思いを馳せる木曽路の初夏を旅します。

0

奈良井(ならい)

「奈良井千軒」と言われ、江戸時代に賑わいを見せた宿場町。現在も約1キロにわたって、江戸時代を思わせる町並みが残っている。
住所:長野県塩尻市大字奈良井
TEL:0263-54-2001(奈良井宿観光協会)

0

福島関所跡(ふくしませきしょあと)

「四大関所」のひとつで、人と物の出入りを改めた場所。特に「入り鉄砲に出女」という言葉が残る通り、武器と女性の旅人を厳しくチェックしていた。関所跡、再現された関所の建物や資料が残る。
住所:長野県木曽郡木曽町福島関町5031-1
TEL:0264-23-2595

0

妻籠(つまご)

木曽路随一の人気スポット。住民たちの協力によって、江戸時代の情緒を今に残している。木曽路の歴史を知る資料館や、島崎藤村の初恋の女性の実家など、見どころ満載。
住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻
TEL:0264-57-3123(妻籠宿観光協会)

0

寝覚の床(ねざめのとこ)

花崗岩を木曽川の激流が浸食した、木曽路の名所。白い巨石とエメラルドグリーンの水が織りなす絶景には、浦島太郎が晩年を過ごしたとの伝説が残る。参勤交代の列も必ず足を止めたといわれる名勝だ。
住所:長野県木曽郡上松町上松寝覚

今回訪れた街道

旅館 「ゑちごや」

奈良井で創業以来、旅籠を続けている。天保年間の建物を今も残し、間口が狭く奥へ長い「鰻の床」が特徴。文人墨客も江戸情緒を求めて、この宿を訪れている。一日二組限定。
住所:長野県塩尻市大字奈良井493
TEL:0264-34-3011

民宿 「まるや」

大妻籠に並ぶ旅籠のひとつで、創業222年。馬方と馬を泊めた宿だったという。囲炉裏でのもてなしと、主人が育てた実で打った手打ち蕎麦も自慢の宿。
住所:長野県木曽郡南木曽町妻籠
TEL:0264-57-3117

小池糀店 (こいけこうじてん)

明治十二年創業の糀店。酒造りや味噌造りに欠かせない糀を専門に製造販売してきた。また、木曽では伝統的な「味噌玉づくり」の味噌を作っており、そのコクと旨みは他の味噌では味わえない。
住所:長野県木曽郡木曽福島町5831
TEL:0264-22-2409

ヤマト小椋商店(やまとおぐらしょうてん)

全国の山を渡ってきた「木地師」の末裔が、ろくろの技を守っている。生木を削り、薄く漆をかけた器は軽い上に、木目が美しい。
住所:長野県木曽郡南木曽町漆畑
TEL:0264-58-2144