2011年9月1日
羽州街道は、奥州街道の脇往還として江戸時代に置かれました。
今回はその最北の道、秋田県北部から青森県・油川を歩きます。
羽州街道は江戸時代、参勤交代の道であり、商業流通の道としても栄えました。
そしてこの道には、はるか遠くから届いたモダンなものが今も花開きます。
ハイカラな西洋建築。 日本一のりんご。
殿様が愛した江戸の菓子。 初めて庶民が飲んだ珈琲。
美しいもの・新しいものに興味津々な東北人気質は、古きものとモダンなものとの融合をもたらしました。
東北の豊かな感性に触れる、羽州街道を旅します。
ランプの宿 青荷温泉 (あおにおんせん)
昭和4年に開業した一軒宿で、棟方志功なども訪れたことで知られる。渓流や緑に包まれた温泉に加え、部屋もランプの灯りだけという風情あふれる「ランプの宿」だ。
住所:青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝の上1-7
TEL:019-652-7300
大阪屋 (おおさかや)
弘前藩の御用菓子司を勤めてきた。江戸時代から続く菓子「竹ながし」「冬夏」など、繊細かつ素朴な味わいが魅力。
住所:青森県弘前市本町20
TEL:0172-32-6191
藩士コーヒー (はんしこーひー)
日本の庶民で初めてコーヒーを飲んだと考えられているのが、弘前藩士だ。古文書を基に当時の淹れ方を再現したのが「藩士コーヒー」で、こちら「成田専蔵珈琲店」他、弘前市内のコーヒー店で、当時の淹れ方と味を体験することができる。
住所:青森県弘前市城東北2丁目7-4(成田専蔵珈琲店)
TEL:0172-28-2088
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