2012年6月7日
東海道、大津から京都に至る終の道のりは、大津港に集まる物資を都に運ぶ要路でした。
日本最大の湖・琵琶湖から古来より清流に恵まれ栄えた京都洛中へ。
美しい水の景色の中で出会うのは、水が育てた旬の味覚です。
江戸時代の旅人は、京都の夏の風物詩・納涼床で極上の夕涼みを楽しみました。
初夏の緑を楽しみながら、水の道を旅します。
幾松(いくまつ)
鴨川沿いに立つ江戸末期の建物が料理宿になっている。政府登録国際観光旅館。桂小五郎と幾松が暮らした部屋があり、食事客、宿泊客は事前に希望すれば、歴史の話を交えながら部屋を案内してくれる。納涼床もあり、夏は夕涼みをしながら鱧や鮎などの会席を楽しめる。
住所:京都市中京区木屋町御池上る
TEL:075-231-1234
総本家 ゆどうふ 奥丹清水
創業377年の湯豆腐店。「昔どうふ」と自称する豆腐は、ニガリ含め全て手作り。石臼を使い、大豆と水を絶妙なバランスで挽き、豆の美味さを最大限に引き出す。湯豆腐は最初の一口を何もつけずに食べるのがおすすめ。お出汁やネギを少しずつ足して味の変化を楽しめる。
住所:京都市東山区清水3丁目340番地
TEL:075-525-2051
京焼・清水焼団地共同組合
山科の西部に清水焼団地という住所があり、ここには京焼・清水焼の作家の工房、窯元などが密集している。茶の湯が広まり、戦国時代より上流階級のニーズに応えた茶碗を作ってきたのが京焼のルーツ。多様かつ高度な焼き物の技がここに集まる。
TEL:075-581-6188(京焼・清水焼団地協同組合)
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