2011年12月1日
山形県に広がる米の産地、庄内平野。この庄内を走るのが羽州浜街道です。
海と山を眺めることができ、江戸時代、旅人は日本海沿いを歩いて、
山地へと入り、出羽三山を参詣する人もいました。
庄内は、地元の文化に加え、江戸、上方文化が共存する町。
北前船の貿易で栄えた港町から街道をつたい、それらの文化が庄内で出会ったのです。
江戸情緒が残る鶴岡から港町、酒田へ。
酒田舞妓に、お雛様、そして京の影響を受けた郷土料理。
今回は、山形県を走る文化交流の道を歩きます。
たちばなや
約360年前の創業という温海温泉の宿。江戸時代は、「佐次右衛門」の名で営業していた。広大な日本庭園は季節の花々に彩られ、四季を楽しませてくれる。
庄内の海と郷土料理、そして温泉は絶品。
住所:山形県鶴岡市湯温海丁3
TEL:0235-43-2211
梅津菓子舗(うめづかしほ)
約300年前から鶴岡で菓子店を営む。藩主の転封中止を祝って作られた「きつねめん」が今も売られている。
住所:山形県鶴岡市本町2-8-16
TEL:0235-22-7348
冨士酒造(ふじしゅぞう)
安永7年(1778)創業の造り酒屋。豊臣秀吉に仕えた武将、加藤清正を先祖に持つ。「栄光冨士」など庄内の豊富な米を使った純米酒は逸品。
住所:山形県鶴岡市大山3-32-48
TEL:0235-33-3200
香梅咲(かめざき)
江戸時代安政年間の創業。庄内の味を伝える料亭。
日本海からあがる新鮮な魚貝を吟味し、その日の予約に合わせ手早く調理。
材料の持ち味を活かす京風の味付けが好評を得ている。
住所:山形県酒田市日吉町1-3-16
TEL:0234-23-3366
小松屋(こまつや)
天保3年(1832)創業の和菓子店。桃の節句には、雛人形と一緒に飾る雛菓子を創業以来作り続けている。雛菓子は、京都の影響を受けた季節の菓子。
住所:山形県酒田市日吉町1-2-1
TEL:0234-22-5151
相馬樓(そうまろう)
江戸時代の料亭「相馬屋」が前身。1階20畳部屋を「茶房くつろぎ処」とし、2階の大広間は舞妓さんの踊りと食事が楽しめる演舞場となっている。
住所:山形県酒田市日吉町一丁目舞娘坂
TEL:0234-21-2310
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