2011年7月7日
秋田県から岩手県へと抜ける道、それが角館街道です。
この街道は角館から盛岡へと至る重要な道で、江戸時代には地元の人々だけではなく、
東北を訪れた幕府の役人たちも利用したといいます。
この街道を通り、江戸へと運ばれたもの。
ひとつは全国に名を馳せた、「名馬」。そして、高貴な色を生み出す「紫」。
角館街道から、日本を魅了した美が届けられたのです。
武家屋敷の町並み。神秘の田沢湖。秘湯・乳頭温泉郷。
角館街道は、人と自然とが紡いだ景観美に彩られています。
東北の豊かな暮らしに触れる、角館街道を旅します。
鶴の湯(つるのゆ)
江戸初期に開湯し、秋田藩主佐竹氏が湯治場として定めたという。家来が控えた建物が現在も残り、日帰り入浴のほか宿泊も可能。山の芋鍋、味噌仕立ての岩魚など、囲炉裏料理が名物。
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
TEL:0187-46-2139
黒湯温泉(くろゆおんせん)
鶴の湯と同じく、佐竹氏が通った奥の湯で、山に囲まれた野趣あふれる温泉。名物黒ゆで卵のほか、山の恵みをいただきながらの湯治を楽しめる。
住所:秋田県仙北市田沢湖生保内2-1
TEL:0187-46-2214
料亭 稲穂(りょうてい いなほ)
角館の食材、食器にこだわった料亭で、味で角館の四季を感じることができる。
住所:秋田県仙北市角館町田町上丁4-1
TEL:0187-54-3311
草紫堂(そうしどう)
ムラサキ草の根を使った「紫根染」を復活させ、現在もムラサキとアカネによる昔ながらの絞り染めを行っている。
住所:岩手県盛岡市紺屋町2-15
TEL:019-622-6668
Copyright© BS-TBS, INC. All rights reserved.