にっぽん歴史街道

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2012年8月16日

紀州・龍神街道〜徳川家が愛した名湯へ〜

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弘法大師が紀伊国の奥深くに開いた「龍神温泉」
江戸時代の温泉番付では「別格」扱いという屈指の名湯。「日本三美人の湯」として有名。
徳川御三家の一つ、紀州徳川家の初代・頼宣は、龍神に御殿を建てました。
以来、八代将軍吉宗を含む歴代藩主が和歌山から湯治に通った道が「龍神街道」。
紀州の夏の山を巡る殿様の旅路には、美しい伝統工芸、息を呑む絶景が待っています。

あらぎ島(あらぎじま)

日本の棚田百選に選ばれた棚田。江戸時代の大庄屋・笠松左太夫が開発した神殿のひとつで、扇状に広がる棚田には四季折々に美しい姿が残る。まさに龍神街道中に展望台があり、写真家たちを魅了する撮影ポイントとなっている。
TEL:0737-25-1111(有田川町清水行政局)

龍神温泉(りゅうじんおんせん)

紀州・和歌山の東の奥深くに位置する秘湯の里。およそ1300年前に高野山を開いた弘法大師・空海が仏教の世界で宇宙の統括神とされる「南陀龍王」の夢のお告げに従い、開湯したという伝説の温泉。湯上りの肌は驚くほどツルツルスベスベに・・・。渓流・日高川に沿うように湯宿が並び、絶景と湯治を楽しめる美しい温泉街だ。
TEL:0739-78-2222(龍神観光協会)

今回訪れた街道

左太夫(さたゆう)

古民家がそのまま宿になっている。団体客専用。15人まで宿泊可能。外でバーベキューを楽むもよし、囲炉裏の間で鍋を作るもよし、江戸時代の雰囲気とコテージでのキャンプ気分を同時に味わえる人気スポット。
住所:和歌山県有田郡有田川町清水1065
TEL:0737-25-1059

上御殿(かみごてん)

江戸初期、紀州徳川家初代藩主・徳川頼宣が龍神温泉に建てた徳川家の保養所。龍神家の人々が29代守り継ぐ。代々の殿様たちが過ごした「御成の間」に宿泊することもできる。料理は龍神で採れた山や川の幸にこだわり、内湯は豪華な「槇風呂」、貸し切り露天風呂は日高川のすぐ目の前に作られた岩風呂。紀州の奥深い地にある、いわば殿様のリゾート。
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神42番地
TEL:0739-79-0005

総本家 駿河屋(そうほんけ するがや)

元和5年(1612)に初代・徳川頼宣により紀州家御用菓子司となった和菓子の老舗。名物「本ノ字饅頭は」紀州公が旅路で携えた保存食として重宝された歴史を持つ。
住所:和歌山県和歌山市駿河町12-1
TEL:073-431-3411

山菜 赤玉

古くから紀州・清水に伝わる 芭蕉の葉で包んだサバの寿司「芭蕉寿司」を味わえる。山葵で包んだ、「山葵寿司」、たこ菜と呼ばれる茗荷の葉で包んだ「たこ菜寿司」も人気。
住所:和歌山県有田郡清水町清水337-5
TEL:0737-25-0371

棕櫚箒製作舎(しゅろほうきせいさくしゃ)

棕櫚の皮の中から数本しか取れない「鬼毛」という繊維を使う箒作りを受け継ぐ。棕櫚の箒で床や畳を掃けば、表面が磨かれ美しい艶を出すという。大・小様々な箒をオーダーメイドで取り扱う。
住所:和歌山県海草郡紀美野町田163
TEL:073-498-0339

体験交流工房 わらし

およそ370年前から紀州・清水で職人が作り伝えてきた「保田紙」と呼ばれる上質な和紙の工房。和紙を乾かす時、木の板に張って天日干しにすることで、木目を写し取った美しい模様ができる。当代の保田紙職人・鈴木孝代さんの名を冠した「孝代紙」という極上の逸品も。工房ではこの保田紙の紙漉きと昔ながらのわらじ作りを体験することができる。
住所:和歌山県有田郡有田川町清水1225-3
TEL:0737-25-0621