
2011年11月3日
今回の歴史街道は 東海道の中ほどに位置する、静岡県・駿河路。
日本一の名峰・富士山がそびえ、豊饒の海・駿河湾がきらめく天下の景勝地です。
そしてここは、徳川初代将軍・家康が、終の棲家として選んだ地。
江戸時代初期の駿河路は、「家康詣で」をする国内外の要人たちで活気にあふれていました。
広重が描いた絶景、弥次喜多が食べ歩いた名物、そして東海道一の難所・大井川・・・。
江戸の旅情を求め、今も人々を魅了し続ける東海道 駿河路を旅します。
江戸時代の人気浮世絵師・歌川広重も描いた、由比宿の景勝地。の登り口にある間宿・西倉沢は、道幅や家並みなど、かつての面影を今に残している。
住所:静岡県静岡市清水区
徳川家康が終の棲家として居を構えた駿府城跡。度重なる地震と大火により石垣と堀だけとなったが、平成元年、二の丸東御門と巽櫓が復元された。櫓内では、城跡から出土した家康のシャチホコなど、江戸時代の活気が伝わる資料を展示している。
住所:静岡県静岡市葵区駿府公園
TEL:054−251−0016(駿府公園二の丸施設管理事務所)
岡部宿の代表的な旅籠。現在の建物は1836年に建てられたもので、国指定の登録有形文化財。現在は、江戸時代の旅籠の様子、旅の道具や人々の暮らしぶりが一目でわかる歴史資料館となっている。
住所:静岡県藤枝市岡部町岡部817
TEL:054−667−0018
東海道一の難所・大井川の川越にまつわる国指定の史跡。旅人たちが川越料金を支払う役所「川会所」や人足たちが待機した「番所」などの建物の他に、実際に旅人たちを乗せて川越に使用した連台などが展示され、川越の仕組みをわかりやすく知ることができる。
住所:静岡県島田市河原1−5−50(島田市博物館)
TEL:0547−37−1000
割烹旅館 岡屋
徳川家康の大好物、興津鯛の料理を食べることができる割烹旅館。興津鯛とは、主に駿河湾でとれる30センチ以上のアマダイを指し、冬から春先が旬。要予約。
住所:静岡県静岡市清水区興津本町6
TEL:054−369−0018
石部屋(せきべや)
1804年創業、200年の歴史をもつ石部屋は、安倍川の渡し場がおかれていた当時から残る茶屋。黄な粉餅5個、こしあん5個がのった作りたての「あべ川もち」は一皿600円。
住所:静岡県静岡市葵区弥勒2−5−24
TEL:054−252−5698
丁子屋(ちょうじや)
1596年創業。歌川広重の絵の題材にもなった丸子宿の名物「とろろ汁」の店。良質の自然薯と自家製味噌から作ったとろろ汁の他に、店内には広重の東海道五十三次など、貴重な資料も展示されている。
住所:静岡県静岡市駿河区丸子7−10−10
TEL:054−258−1066
Copyright© BS-TBS, INC. All rights reserved.