
2011年9月22日
今回は石川県、能登半島を一周する能登路を歩きます。
千枚もの田んぼが並ぶ広大な棚田に、日本海の夕景。
能登には、どこか懐かしく、美しい日本の原風景が広がっていました。
また、能登は匠でも知られる地。
匠を求め街道を歩くと、輪島塗や「幻の古陶」珠洲焼と出会います。
さらには、16世紀から続く塩作りの匠まで。
日本海に沿って能登半島を巡る旅、古の日本の風景を求めて海の道を歩きます。
輪島では、神社の祭日ごとに物々交換の市が立ったと言われる。そこで物々交換を行ったことが現在の市の起源とされ、1000年以上も前から続く。女性たちの活気あふれる声が響き渡り、旬のものが所狭しと顔を揃える。
住所:輪島市の河井町の本町通りで開催
※正月三ケ日と第2・第4水曜日が休み
粒子の細かい砂が海水を含み固くなっている。車はもちろんバスでも通行可能。
住所:千里浜IC付近
現存する最古の輪島塗を持つ神社。それは、朱塗りを施した本殿内陣の扉で1397年のものとされる。
住所:石川県輪島市河井町4-68
TEL:0768-22-0695
江戸後期(約180年前)に28年かけて完成させた豪農の館。源平の戦いで敗れた平時忠が能登に流罪となり、その子、時国が起こした家柄。加賀藩主が訪れた「御前の間」など荘厳な庄屋の造りとなっている。
住所:石川県輪島市町野町南時国13-4
TEL:0768-32-0171
小さな田んぼが幾何学模様を描いて海岸まで続く。田んぼの枚数は1004枚もある。春から夏には海に沈む夕日が棚田に映えて美しい。
住所:石川県輪島市白米町八部99-4
本延寺は、絵師、長谷川等伯の生家、奥村宗道の菩提寺。等伯26歳の時に彩色した木造日蓮座像がある。
住所:石川県七尾市小島町リ95-1
TEL:0767-52-2790
美湾荘(びわんそう)
約200年の歴史を持つ和倉温泉の宿。海に面した露天風呂に日本海で獲れた新鮮な海の幸。露天風呂付客室もあり。歌人、与謝野晶子も訪れた和倉の名湯。
住所:石川県七尾市和倉町和歌崎3-1
TEL:0767-62-2323
珠洲織陶苑 典座(すずしょくとうえん てんぞ)
築160年という江戸時代に建てられた旧家を利用した食事処。地元の食材を使った精進料理ベースの和の味が堪能できる。趣ある旧家のたたずまいで味わう食事は絶品。珠洲焼の職人であるご主人の作品も家の中に並ぶ。
住所:石川県珠洲市三崎町伏見ワ部23
TEL:0768-88-2657
塩安漆器工房(しおやすしっきこうぼう)
今から150年前の安政5年の創業。輪島塗の工房で塗師屋を営む。職人による塗りの工程を観ることができ、間近で輪島塗の制作を体感できる。
住所:石川県輪島市小伊勢町日隅20
TEL:0768-22-1166
揚げ浜式製塩・角花 豊さん
(あげはましきせいえん・かくはなゆたかさん)
400年以上も昔から受け継がれている揚げ浜式製塩。先祖代々この方法を受け継ぐのは、角花さん一人になってしまった。塩田に海水を霧状に撒くなど、その姿は能登でしか見られない。ここで作られた塩は、200グラム、600円で電話販売している。
TEL:0768-87-2857
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