2011年12月8日
江戸の世、日本随一の大動脈が東海道でした。
京へと向かう最初で最大の難関が「天下の険」箱根峠。
湘南海岸沿いをゆく街道は、葛飾北斎が「富嶽三十六景」にも描いた道のり。
また、藤沢、江の島へとつながる東海道は、参詣の道でもありました。
江島神社を詣で、相模湾の絶景と海の幸を堪能。
小田原の城下町を抜けると箱根の名湯。大いににぎわった街道筋に思いを馳せながら、
今回は憧れの箱根へ向かう相模国の道を歩きます。
岩本楼 (いわもとろう)
鎌倉時代からの名刹、岩本院を前身とする旅館。
ローマ風呂や洞窟風呂は必見。富士山が見える部屋でいただく海の幸は絶品。
住所:神奈川県藤沢市江の島2-2-7
TEL:0466-26-4121
環翠楼 (かんすいろう)
慶長19年(1614)、箱根塔ノ沢に湯治場として開湯する。
水戸光圀、伊藤博文、島崎藤村、あらゆる偉人に愛された名旅館。
皇女、和宮がここで亡くなり、遺品も残る。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢88
TEL:0460-85-5511
ごん太鮓 (ごんたずし)
東海道を行く旅人が担いだ振分け荷物。
その形に似せた稲荷ずし「道中いなり」が人気の店。
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町124
TEL:045-741-7500
ちん里う (ちんりう)
始祖門弥は嘉永年間、小田原藩主大久保忠禮公の料理人頭として仕えた。
明治になり料亭を創業。その後、漬物製造および販売業を主とすることになり、
現在に至る。小田原名物、梅干が数多く並ぶ。
住所:神奈川県小田原市栄町1-2-1
TEL:0465-22-4951
ういろう
東海道沿いに建つ城のような外観。ここが「ういろう」を扱う専門店。
1400年以上の歴史を持つ外郎(ういろう)家の秘伝である透頂香は「薬のういろう」と呼ばれる。その外郎家が客の接待用に作ったのが菓子の「ういろう」。
住所:神奈川県小田原市本町1-13-17
TEL:0465-24-0560
箱根 甘酒茶屋 (はこね あまさけちゃや)
旧街道沿いに建つ甘酒茶屋。江戸時代は、この辺りに4軒あったが現在はここ一軒のみが残る。米、麹、塩のみで作る昔ながらの甘酒は絶品。
茅葺屋根や囲炉裏など風情ある景観も楽しめる。
住所:神奈川県箱根町畑宿二子山395-1
TEL:0460-83-6418
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