2012年6月28日
その昔、ヨーロッパから海を渡ってきた人たちがもたらした南蛮文化が花開いた島原と天草。
街道沿いにはキリシタンの足跡が今も残っています。
情緒あふれる島原城下の水の都。おいしい有明の海の幸。
南蛮人が愛した陶器に眼を楽しませながら名湯を巡ると、
その先にはキリシタンの聖地、美しい海辺の教会が待っていました。
雲仙観光ホテル
その雲仙で一番古い木造のホテルが1932年創業の雲仙観光ホテルである。当時の鉄道省観光局は日本への外国人客誘致による外貨獲得のための国策として、日本各地に15のホテルを建設しようと計画した。その一環として、上海航路などにより多くの外国人客が訪れていた雲仙にも洋式ホテルが建設された。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地
TEL:0957-73-3263
石山離宮 五足の靴
「石山離宮、五足のくつ」は、紀行文「五足の靴」にちなんだ温泉宿。それぞれの離れについた露天風呂と地元の食材を使った料理が自慢の宿。名物料理は「天草大王」と呼ばれる地鶏の石焼き蒸し鍋。石山とは陶石のとれる山のことで館内には地元の窯で焼かれた陶器があちこちに使われている。
住所:熊本県天草市天草町下田北2237
TEL:0969-45-3633
姫松屋
「具雑煮」とは島原半島地域で正月などに食べる独特な雑煮のことです。この「具雑煮」の由来は、寛永14年(1637年)の島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎が3万7千の信徒達と共に原城に籠城した際、農民達にもちを兵糧として貯えさせ山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦った時のものが始まりと言われています。
住所:長崎県島原市城内一丁目1208
TEL:0957-63-7272
漁人市場 とっとっと
江戸時代の藩主が使用していた「殿様蔵」をそのままの状態で食事どころに活用した建物。地元で5月までの季節限定で食べられる「がんば料理」が人気。がんばとはフグのことをいう。
なかでもフグの煮もの「がねだき」は特に人気で、がねだきの「がね」とは本来は島原の方言でフグではなくカニを意味する。昔、フグを食べることが禁じられたため、フグではなくてカニだと嘘を言ったのが始まりだといわれている。
住所:長崎県島原市湊新地町451番地
TEL:0957-63-9911
吉田屋
伝統の「はね木搾り」という技法で日本酒を醸す「吉田屋」。はね木搾りという技法は、てこの原理を応用した圧搾による酒搾りの方法で、巨大な一本の木(約8メートル)を天井からつるし、その重みとてこの原理によって微妙な圧力をかけて丁寧に搾り上げる。
住所:長崎県南島原市有家町山川785
TEL:0957-82-2032
天草コレジヨ館
天草コレジヨ館は天草コレジヨの開校や天草本の出版など、16 世紀以降に河浦の地に伝えられた南蛮文化の資料を多数展示していて日本初の活版印刷による天草本や、グーテンベルク印刷機(複製)、竹のパイプオルガンなどを見ることができる。
住所:熊本県天草市河浦町白木河浦175-13
TEL:0969-76-0388
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