
2012年5月3日
今回の旅は特別編。京都、そして全国各地に生まれた小京都の町を訪ねます。
小京都とは、京都を思わせる、美しく古き町並みを今に残す町のこと。
では、なぜ小京都が生まれたのでしょうか。
はじまりは室町時代とも言われます。
当時の最先端が集まった京都を訪れた大名や商人たちが、その洗練された建築様式や文化を
国へ持ち帰ったことから、小京都が各地に生まれたと考えられています。
江戸時代には街道が整備され、京への憧れを持ち帰ったのは、まさに街道だったのです。
旅は、京都の東寺から続く西国街道を歩き、乙訓へ。
そこには春だけのお楽しみ、たけのこ三昧が待っています。
そして、山形の酒井、岐阜の高山、愛媛の内子、宮崎の飫肥。
美しい町並みを愛で、京都とのつながりを発見する街道の旅へご案内します。
全国に唯一現存する江戸時代の代官所。表門、大広間、また当時の裁判所にあたる御白洲など江戸情緒をそのままに残す。身分によって内装が変わる部屋など厳しい身分制度も垣間見ることができる。
住所:岐阜県高山市八軒町1-5
TEL:0577-32-0643
地元では「うどさん」として親しまれ、海辺の岸壁に立つ社からの、海の風景はまさに絶景。海神の娘・豊玉姫と山幸彦の別れの伝説が残る。
住所:宮崎県日南市大字宮浦3232
TEL:0987-29-1001
石畳の宿(いしだたみのやど)
築90年ほど経つ木造瓦葺き2階建ての古民家を移築再生した宿。1階は土間を改築して、囲炉裏のある共有空間に。2階は屋根裏を改修し、4つの客室を。宿のスタッフは全員、地元の主婦。自慢は地元に伝わる「おもてなし料理」。
住所:愛媛県喜多郡内子町石畳2877
TEL:0893-44-5730
小松屋(こまつや)
天保3年(1832)創業の和菓子店。桃の節句には、雛人形と一緒に飾る雛菓子を創業以来作り続けている。雛菓子は、京都の影響を受けた季節の菓子。
住所:山形県酒田市日吉町1-2-1
TEL:0234-22-5151
錦水亭(きんすいてい)
創業明治14年(1881年)の老舗。池に浮かぶように座敷が点在し、老松、つつじ、桜におおわれた自然の大庭園とともにその景観はまさに京の景勝。番組で紹介しているタケノコ料理は、3月下旬から5月下旬のみ提供している。
住所:京都府長岡京市天神2-15-15
TEL:075-951-5151
大森和蝋燭屋(おおもりわろうそくや)
創業200年、木蝋を手で塗り重ねる昔ながらの手法で和ろうそくを製造。溶かした蝋を何度も何度もかけて厚みを出していく。和ろうそくの特徴は、淡い鶯色。ほんのりと植物の香り。芯が太くて炎が大きく安定、優しい明かりが魅力。
住所:愛媛県喜多郡内子町内子2214
TEL:0893-43-0385
開館時間:9〜12時、14〜17時
定休日:月、金
相馬樓(そうまろう)
江戸時代の料亭「相馬屋」が前身。1階20畳部屋を「茶房くつろぎ処」とし、2階の大広間は舞妓さんの踊りと食事が楽しめる演舞場となっている。
住所:山形県酒田市日吉町一丁目舞娘坂
TEL:0234-21-2310
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