2011年12月29日
九州最西端の長崎県平戸市から、佐世保市を縦断し、長崎街道へとつながる平戸街道。
出発点となる平戸は、出島ができる前、日本最古の海外貿易の拠点となった城下町。
そして、208もの島々が浮かぶ佐世保の海は、
江戸時代から「九十九島(くじゅうくしま)」と呼ばれた景勝地です。
今から約450年前、世界への扉が大きく開かれた平戸。
今回は、島々が織りなす絶景と異国の香りをもとめて、平戸街道を旅します。
平戸蔦屋
1502年創業、平戸藩の御用菓子司を務めた老舗菓子屋。平戸藩主の命により、江戸時代の菓子100種類をまとめた『百菓之図』の製作にかかわる。カステラをベースにした百菓の一つ「カスドース」は、今も平戸蔦屋の銘菓として伝わる。
住所:長崎県平戸市木引田町431
TEL:0950-23-8000
食事処ふくべ
江戸時代、日本最大規模の捕鯨を誇った生月島。鯨の皮を炒めるときの「じりじり」という音からついた「じりじり鍋」など、伝統の鯨料理を食すことができる。
住所:平戸市生月町山田免1993−6
TEL:0950-53-0185
黒島どうふ
黒島で祝いの席にのぼる郷土料理、黒島どうふは、昔から家庭でつくる「お母さんの味」。大釜で大量に大豆を炊き、海水を"にがり"として豆乳を固めるのが特徴。
TEL:0956-22-6630(佐世保観光情報センター)
三川内(みかわち)焼
400年以上の歴史を持つ焼き物の里、三川内。江戸時代は平戸藩の御用窯として、殿様のために贅を尽くした器を焼いていた。純白の磁器と細かい細工が特徴。1830年頃から、「ヒラド」の名でヨーロッパに輸出され、今も17軒の窯元が伝統の三川内焼を製作している。
住所:長崎県佐世保市三川内本町343(三川内陶磁器工業協同組合)
TEL:0956-30-8311
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