2012年3月22日
東海道の真ん中あたり、浜松から浜名湖の北に向かう脇街道を人は姫街道と呼びました。
浜名湖の南端を船で渡るのが本来の道筋。
しかし往時の女性は多くこの道を辿ったといいます。
街道沿いに今も残る江戸情緒。伝統の和菓子、門前の賑わい、宿場の旅篭。
姫君の面影を偲びつつ姫街道を旅します。
大橋屋(おおはしや)
創業は慶安2年(1649)。江戸時代から続く現役の旅籠で、現在の当主は19代目。建物も江戸当時のまま。当時の土間や客間を今も使用して、客を迎えている。銘々膳で供される朝、夕の食事は土地の食材を活かした伝統の献立で、江戸の旅情緒が満喫できる。
住所:愛知県宝飯郡音羽町大字赤坂字紅里127
TEL:0533-87-2450
清水家(しみずや)
大正時代創業、現当主で三代目という、気賀でも老舗の鰻屋。朝仕入れた浜名湖産の鰻をすぐに開いて串を打ち、軽く蒸しを入れてから備長炭で白焼きし注文を待つ。料理は、蒲焼と丼、鰻重のみ。創業当時から注ぎ足してきたというタレは、濃厚で甘辛く、人気の味わいとなっている。
住所:静岡県浜松市北区細江町気賀238-2
TEL:053-522-0063
松屋(まつや)
創業80年、豊川稲荷門前の和食処。特産の自然薯、白しょう油を使ったきしめんといった三河の味が楽しめる。わさび、大根千枚漬け、味噌かつなど、伝統の稲荷寿司にアレンジを加えた新メニューも人気。
住所:愛知県豊川市門前5
TEL::0533-86-2825
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