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ドクターQ&A

番組のメールコーナーやHPに寄せられた質問に対するドクターからの回答を掲載しています。
(注:皆様から頂いたメッセージは番組やコンテンツに役立てるよう必ず目を通しておりますが、個別に返信・対応をお約束するものではありません。このコーナーに於きましてもすべての質問に対して回答を掲載するものではないことをご了承下さい。)


1月のドクターQ&A

2006年1月22,29日OA テーマは『カロリー』
Q: 最近中性脂肪の値が高くなってきました。なるべく脂身は控えるようにしているのですが、なかなか値は低くなりません。何か食生活に問題があるのでしょうか? (56歳 男性)
A: 『中性脂肪が高い』と言うと、皆さん一番最初にやるのは「脂肪抜き」ですね。脂っこいものを摂らないのは、確かに中性脂肪にはいいのですが、中性脂肪を高くする要素は脂っこいものだけではないんです。実は、果物も含めて「糖質の多い食材」というのも、身体の中で中性脂肪に変わりやすいんです。後は、意外と脂っこいものを抑えても、お酒を止めていない、また運動不足。この方の理由はこの辺にありそうですね。運動というのは中性脂肪に比例するので、食べることは抑えて、でも運動をしていない、というのはなかなか値を下げれません。生活習慣を一つずつもう一回見直してみてください。

Q: 25歳で会社に入って、今まで営業一筋でやってきました。接待などで暴飲暴食の日々が続いたせいか、脂肪肝と診断されました。その時、先生には生活を改めるように強く言われました。脂肪肝は進行すると肝硬変になることがあると聞き、とても心配です。不規則な生活はこれからも続きそうですが、気を付けるべき事を教えてください。(35歳 男性)
A: 血脂肪肝が高じて肝硬変になるというのは、よっぽど放置しない限りそこまでひどくなることは無いと思います。ただ、メタボリックシンドロームと脂肪肝というのは、非常に密接に関係があります。今のうちになんとかしたいですね。この方は営業で働き盛り、たぶん夜遅くまで接待もあって、自分の意思とは関係なく食べなくてはいけない、飲まなくてはいけない。運動する時間もなかなかとれない。ストレスも切実ですね。そうすると一番ここでやって欲しいことは、行動修正のテクニックをなるべく駆使しての、生活、身体作りです。例えば、夜遅くに食べなければいけないのであれば、やはりなるべく低カロリーのものを意識したり、ゆっくり食べること。運動ができないのであれば、自宅でできるエアロバイクなど、何か生活の中で密接に関われるような運動をしてみましょう。一駅分歩いてみるとか、営業で車を使わなくて済むときは使わない、ちょっとした距離なら歩く、階段を使う、このようなことで自分から前向きに、生活改善に取り組んでみたらいいですね。そうすると毎日少しずつかもしれませんが、基礎代謝は確実に上がります。基礎代謝が上がると、ちょっと夜遅くに食べなきゃいけない日があっても、その程度じゃあまり身体に影響しない、太りにくい、という身体ができます。そういう身体作りをなるべく早く作って欲しいですね。

2006年1月8,15日OA テーマは『血流』
Q: 私は健康診断の結果がいつも「要再検査」になってしまいます。それは、「血中コレステロール」が基準より高いためです。お医者さんに相談しても、「この範囲なら大丈夫ですよ」と言われます。いつもコレステロールだけが基準よりオーバーするのも気になるし、かといって自覚症状もなく、何をどう気をつけたらいいのか分かりません。アドバイスをお願い致します。 (30歳 女性)
A: コレステロールが高いということは動脈硬化になりやすいわけですが、悪玉が高いのか善玉が高いのか、どのコレステロールが高いのかによります。そこをまず見極めた方がほうがよろしいかと思います。悪玉はLDLという名前がついており、善玉はHDLという名前がついています。通常はHDLコレステロールは簡単に計れますので、値は分かっていると思いますから、まずそのどちらが高いのかを見極めることです。もし心配されているように悪玉のコレステロールが高かった場合どうすれば良いかということですが、この方は30歳の女性で他に自覚症状もないということですので、おそらくまだ体の中には動脈硬化は持っていらっしゃらないだろうと思います。悪玉のコレステロールだけが高いのであれば、それほど慌てて治療を考えなくても良いと思います。

Q: 2年前から顔面のけいれんで悩んでいます。特に、まぶたと頬がぴくぴくしています。今は目を開けているのさえ苦痛で、食事の時も目をつぶって食べています。病院に行くと、動脈硬化で血管が曲がってしまったために起こると言われました。今は薬をもらっていますが、なかなかけいれんが治まりません。手術など、別の治療法はないでしょうか?(59歳 女性)
A: 血流がやはり動脈硬化によって悪くなっていて、けいれんは顔面の神経に血流が不足してそのためにけいれんが起きているのではないかと考えられます。普通の状態でも目の下がけいれんしたりすることがありますが、そういったことは原因がはっきりしないで起こることですが、この方は動脈硬化が原因で血流が悪くてけいれんが起こっているようです。血流改善剤や動脈硬化予防薬などでも改善せず、あまりひどい場合には、血流の悪いところの血管を他の血管でバイパスでつなぎ血流を回復することによってけいれんの症状が取れるという可能性もあるかもしれません。場合によっては、血流の悪いところがはっきり分かれば、そこをいわゆるバイパス手術で新たな血管で血流を回復することはできると思います。それによって症状が取れる可能性も出てきます。



※以前のQ&Aはバックナンバー化されました。
下記のバックナンバーをご参照下さい。


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