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ドクターQ&A | バックナンバー

番組のメールコーナーやHPに寄せられた質問に対するドクターからの回答を掲載しています。
(注:皆様から頂いたメッセージは番組やコンテンツに役立てるよう必ず目を通しておりますが、個別に返信・対応をお約束するものではありません。このコーナーに於きましてもすべての質問に対して回答を掲載するものではないことをご了承下さい。)

1月のドクターQ&A

2003年1月26日OA テーマは『花粉症』

Q: 今、妊娠3ヶ月です。花粉症がひどくステロイド点鼻薬を使って いますが、副作用がないか心配です。このまま使い続けても大丈夫 でしょうか?また、生まれてくる赤ちゃんが花粉症にならないためには、どうしたら良いでしょうか? (29歳 女性)

A: 妊婦は薬を使わないほうが方が良いです。特に、妊娠の初期は薬を使用しないほうが良いです。この方の場合、ステロイド薬なので心配はほとんどありませんが、妊娠の時には使わないほうが良いでしょう。それから、赤ちゃんの花粉症を予防するためには、卵・牛乳など、かたよった母親の栄養に気をつけることです。赤ちゃんを母乳で育てる。赤ちゃんをアトピーにさせないことが大切です。

Q: 私は、結婚式場で司会の仕事をしています。3年前から花粉症になり、鼻づまりがひどくて困っています。薬が効かないのでお医者さんに相談したところ、鼻のレーザー手術をすすめられました。レーザー手術について教えて下さい。 (35歳 男性)

A: この方は、そうとうアレルギーがひどくて、粘膜が腫れっぱなしになっています。昔はそういう部分をメスで切っていましたが、今はレーザーで焼き切ります。ですから、あまり血も出ませんし、日帰り手術も可能です。という意味で、レーザーも良いのですが、これで完全に治るというわけではなく、何回かレーザー手術をしなければなりません。ですが、根本的にはやはり、アレルギー対策をして或いは、鼻の中の構造、鼻中隔弯曲症などがあったら、しっかりと手術をして空気の流れをよくすることが必要です。

2003年1月19日OA テーマは『急性すい炎』

Q: 小学校一年生の子供が急性すい炎と診断されました。子供のすい炎は、慢性化しやすいと聞いたのですが、本当でしょうか?また、気をつけるべきことはありますか?(32歳 女性)

A: 急性すい炎の原因は、主にアルコールや胆石です。ですから、子供のすい炎は少なく、診断が難しいです。子供に多い原因としては、膵胆道合流異常、薬物性、家族性の高脂血症などがありますので、先天的な病気が無いかチェックする必要があります。また、血液異常があると胆石が出来やすいなどもありますので胆石の有無を調べることが必要です。

Q: 慢性すい炎で治療を続けていました。身体がだるく、疲れやすくなってきたと感じ、先生に相談したところ糖尿病が見つかりました。すい炎の時の糖尿病は治療が難しいとの事ですが、何か良いアドバイスを頂けませんでしょうか? (49歳 男性)

A: 慢性すい炎は、外分泌系(消化機能)が悪くなります。インスリンを作る細胞は丈夫にできていますので、慢性すい炎になってもインスリンを分泌し続けます。しかし、それがあまり機能しないということは、すい臓が傷んでいる。つまり、慢性すい炎が進行しているということになります。慢性すい炎の原因は、主にアルコールですので、禁酒すること、そして禁酒を続行することが重要です。糖尿病の治療法としては、通常の治療法と変わりません。糖尿病の治療を受けて下さい。また、「突然、糖尿病になった」「急激に糖尿病の病状が悪化した」という場合は、すい臓ガンが隠れている可能性もあるので詳しい検査をして下さい。

2003年1月12日OA テーマは『扁桃炎』

Q: 私には5才になる息子がいます。去年の冬からよく扁桃腺を腫らして40度近い高熱を出します。1ヶ月に1度は高熱を出すのでとても心配で す。「扁桃腺を切除すれば高熱は出なくなる」という話を聞いたことがあります。何歳から手術はできるのでしょうか?
(32歳 女性)

A: るべくなら手術ではなく薬で炎症を抑えたいですね。しかし、この方は1ヶ月に1度、年12回と非常に回数が多いですね、また40度近い高熱ということなので、扁桃炎のばい菌の検査や血液検査を受けた方がよいでしょう。5才でも極端に扁桃が巨大化していたり、慢性化しているならば手術で摘出してしまってもいいでしょう。もしその場合に免疫はどうなるかというと、アデノイドなどもありますし、人間の体はよくできたもので、舌の付け根に変わりとなる舌根扁桃というものが新たにできるので、心配はいりま せん。

Q: 4年ほど前に「急性扁桃炎」なりあました。それ以来、風邪を引くたびに扁桃腺に白い膿がでてきます。この白い膿は臭いので口臭も気になります。どうしたらいいで しょうか? (28歳 女性)

A: 陰窩に膿がたまる。それが慢性扁桃炎の為なのか、それとも食べ物のカスが口の中に残っていて発酵しているのか検査をしたほうがいいでしょう。もし、慢性扁桃炎ならば治療をし、違うのであれば陰窩洗浄で洗い流せば大丈夫でしょう。

2003年1月5日OA テーマは『高血圧』

Q: 健康診断で高血圧と言われました。上が145で、下が110でした。よく最小血圧が高いと恐いと聞きますが、どんな病気の心配があるのですか?対処法はありますか?(55歳 会社員)

A: 最近増えてきている高血圧は、下の血圧が高いタイプで糖尿病、高脂血症などの合併症がある場合が多いのです。したがって、高血圧だけではなく糖尿病・高脂血症の検査が必要ですが、下の血圧がこれだけ高いと脳血管障害や心筋梗塞の危険がとても高いので、このような方は薬物療法や、降圧剤を服用したほうがよろしいと思います。病院で相談されたほうがよいでしょう

Q: 病院で血圧が高いと言われ、降圧薬をいただきました。3ヶ月程、飲み続けていますが、食が細く便秘になりがちです。降圧薬の副作用なんでしょうか? (62歳 主婦)

A: 血圧を下げる薬の中には、尿を増やすような薬もあります。そうすると水分を失うことによって、便秘がちになる方もいらっしゃいます。一般的な薬の副作用で、消化器の症状というのも出やすいわけですから、薬が合わないということも考えられます。62歳の方なので、それ以外に胃の病気がある場合もありますので、よく病院で相談されたほうが良いです。



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