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ドクターQ&A | バックナンバー

番組のメールコーナーやHPに寄せられた質問に対するドクターからの回答を掲載しています。
(注:皆様から頂いたメッセージは番組やコンテンツに役立てるよう必ず目を通しておりますが、個別に返信・対応をお約束するものではありません。このコーナーに於きましてもすべての質問に対して回答を掲載するものではないことをご了承下さい。)

7月のドクターQ&A

2002年7月28日OA テーマは『夏の皮膚病』

Q: 娘がキャンプで虫に刺されかゆくてかきむしったら、そこが赤く腫れ上がってしまいました。
1週間たっても刺されたところに跡が残り、だんだん黒くなってきて
いつまでもかゆみがとれません。どうしたら良いでしょう?(43歳 主婦)

A: おそらく、結節性痒疹(けっせつせいようしん)という虫刺されのアレルギーにかかっていると思われる。これは蚊やブヨなど刺す虫のアレルギーでよく起こる。
メールに書いてあるように硬く黒っぽくなってどんどんもり上がってくるという特徴がある。今の時点なら皮膚科に言ってステロイドの外用薬を塗ったりかゆみ止めの薬を飲むことで治ってくると思います。
これをずっと放っておくと、かゆくていつまでもひっかき続けるので
どんどん数が多くなったり、大きくなってきたりします。放っておいたらずっと治らない。そういう患者さんにはステロイドのパッチテープを貼ったり直接ステロイドの局所注射をしたり、液体窒素を使って治療したりします。

Q: 1ヶ月ほど前から手の平だけに赤いブツブツが出来るようになり
かゆくて手を握ったりするとチクチクする感じがします。
日によって目立たない時もありますが、ふと見るとブツブツだらけの時のあります。
これは何が原因で症状は改善するのでしょうか?
52歳 女性)

A: これはおそらく汗疱性湿疹(かんぽうせいしっしん)というたくさん汗をかいたときに表れるアレルギー反応だと思います。
汗をいっぱいかくと、それに対するアレルギー反応を起こしたりする。いわゆる、あせもの手の平バージョン。
これはステロイドを少し入れた尿素軟膏を塗ればすぐに治る。
ぜひ、皮膚科へ。


2002年7月21日OA テーマは『熱中症』

Q: 8ヶ月の子供がいます。夏休みには子供を連れて初めて旅行に出かけようかと計画中です。
育児雑誌に「暑いときの外出は子供の体調が変化しやすい」と書いてあったのでちょっと
心配しています。
夏場の旅行特に気をつけた方が良いことはありますか?(30歳 主婦)

A: 8ヶ月だったら心配ですよね。お子さんは特に水分の補給が重要になってきます。
家の中にいるのと外出して外気が変わってくると、かなり環境が変わってきますので、適切に水分をとらす。汗をかいた場合は水分を多めにとらしてあげる。それが大事ですね。

Q: 先日、お風呂で祖父が倒れました。長時間、熱いお湯に入っていたのが原因みたいです。
幸い、命に別状はなかったのですが、祖父は倒れてからお風呂が怖くなってしまい、なかなか入ろうとしません。お風呂にはいる時の注意点を教えて下さい。(21歳 女性)

A: これはもう、やはり熱いお湯に入っていたのが原因と、もうわかっていますから、ぬるめのお湯で長くはいるとそういうのがいいんではないですかね。昔の方はやっぱり、熱いお風呂にはいるのが好きですからね。


2002年7月14日OA テーマは『高脂血症』

Q: 3ヶ月前の健康診断で、コレステロール値だけが高く「高脂血症」と診断されました。
病院の先生に「食事に気をつけなさい」と言われたのに気にしないで生活していまし た。最近、通勤の途中でふくらはぎや足の指先がしびれ、痛くて歩けなくなることがあります。
少し立ち止まって休むと痛みがなくなって歩けるようになります。これは、高脂血症の症状なのでしょうか?(42歳 男性)

A: 高脂血症には症状がないので、この方の場合すでに足の動脈に動脈硬化が起こって、血液の流れが悪くなっている。
そうなると、ある程度歩いたりすると、足の筋肉がさらに血液が必要になるが、それに対して充分な血液が流れないために痛みやしびれとして感じるわけです。
「かんけつせいはこう間欠性跛行」と言っているが、ある程度歩くと足が痛くて止まると良くなる。休むとゆっくり血液が 流れるので、その症状がとれるということです。

Q: 私は「身長163cm・体重45kg」で、どちらかというと痩せている方だと思います。 先日、人間ドックを受けたのですが中性脂肪の値が高く「高脂血症」と言われました。
太っている人の方が「高脂血症」になりやすいと聞いたことがありますが、痩せていても「高脂血症」になるのでしょうか?(31歳
主婦)

A: 確かに体重の多い方、太っている方に高脂血症が多いのは確かです。
この方は31歳のあまり太っていない女性で、中性脂肪が高いと言われたということですが、一つは食事の内容に中性脂肪が上がるようなものがないかどうか、非常に甘いものが好きでたくさん食べてい るとか、アルコールがないか、もう一つは高脂血症の中で、ある他の病気が原因で高脂血症になることがあります。
それは2次性と言い、例えば糖尿病があったり、甲状腺の病気があったりすると、そういうことで高脂血症になってくる場合があるので、その場合にはその原因となる疾患が他にないかどうかきちんと確かめることが必要。

2002年7月7日OA テーマは『頭痛』
Q: 主人のことです。
起きてから5分ぐらいすると、頭全体が鈍い痛みに襲われるようで
立っているのもつらいと言います。
横になると楽になるようですが仕事が忙しくて、なかなか病院に行ってくれません。今のところなんとか我慢しているようですが何か脳の病気でしょうか?(34歳・主婦)
A: 脳の中には脳せきつい液が循環していて、脳はそれに浮いた感じになっている。
そのおかげで、脳は人間が横になっても起きても立っても座っても
絶対に位置がずれない。ところが何かの原因で液が漏れることがある。
そうすると圧が減ってしまう。「低髄圧症候群」といいます。
起きると脳が下がってしまう。横になるといい。
脳が動くと表面に出血してきたりすることがある。
病院できちんと調べた方が良い。

Q: 季節の変わり目に、よく頭痛が起きます。
頭の後ろから、てっぺんにかけ、電気が走るように
「ピリピリ」と痛みがでます。
痛みはすぐに消えますが、この痛みが1日に何度も繰りかえします。ちょっと心配です。(40歳・女性)

A: 症状だけから言うと、頭の表面の感覚を司っている
神経、特に後頭部から頭頂部にかけて、後頭神経という神経があるんですが、その神経の神経痛「後頭神経痛」という可能性が一番高いと思います。
神経の痛みは電撃痛といいまして「ビリビリッ」「チクチクッ」とか走るような感じで数秒間、場合によっては1秒とかですっと治まる。だけどそれが突然繰り返し何回もおきる。
これが特徴で、神経の炎症によることが多い。その原因としては、
緊張型頭痛の原因になる筋肉の緊張などが神経の炎症に関わってくる。



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