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2013年6月17日放送

#32「最南端! 路線バスの旅 西表島〜波照間島」

出演
金子 昇

日本最後の秘境、西表島。

今回は俳優・金子昇さんが、豊かな自然が残るこの島を最南端の路線バスで旅します。

旅の目的は西表島の大自然を満喫し、そこに住む人々の暮らしに触れること。

そして西表島と言えば…、そう! あの幻の動物「イリオモテヤマネコ」。

しかし、ヤマネコは島人でも滅多に出会えない希少動物。

果たして今回の旅には、どんな出会いが待っているのでしょうか。

<いざ!西表島へ 石垣島を船で出発!>

東京から飛行機で3時間。八重山諸島の玄関・石垣島。 西表島への唯一の交通手段である片道約40分の高速船は観光客だけではなく、沢山の島民も利用。

東京から飛行機で3時間。八重山諸島の玄関・石垣島。

西表島への唯一の交通手段である片道約40分の高速船は観光客だけではなく、沢山の島民も利用。

たくさんの生活用品も積まれています。

<島の食堂で腹ごしらえ>

西表島上原港に到着するとさっそく出迎えてくれたのは、イリオモテヤマネコの看板。 訪れたのは、上原港から歩いて1分の「デンサー食堂」。 カツオと豚骨のWスープに、金子さんも大満足。

西表島上原港に到着するとさっそく出迎えてくれたのは、イリオモテヤマネコの看板。「会いたいなぁ…」と思わずつぶやく金子さん。しかし、上原港のバス時刻表を見てビックリ!バスは出発したばかりで、次のバスが来るのは3時間後。前途多難な旅のはじまり。それでは…と、まずは腹ごしらえをすることに。訪れたのは、上原港から歩いて1分の「デンサー食堂」。デンサーとは沖縄の方言で「伝承」という意味。悩んだ末に金子さんが選んだのは、“八重山そば”を注文。カツオと豚骨のWスープに、金子さんも大満足。

<最初の目的地は「星の砂浜」>

3時間後、ようやく西表島の路線バスに乗車した金子さん。 最初の目的地は「星砂の浜」。サンゴ虫がよく流れ着くことからこの名が付いたそうです。

3時間後、ようやく西表島の路線バスに乗車した金子さん。

最初の目的地は「星砂の浜」。サンゴ虫がよく流れ着くことからこの名が付いたそうです。お土産屋さんでは、砂の一粒一粒が星の形をしたお土産も売られていました。

<日本最南端の農家に出会う>

西表島をぐるりと囲む美ら海。その海岸線を歩いていると田んぼが? 日本一早い2月に田植えをして、日本一早い7月に収穫する“超早場米”なのです。 一体どんな味が…。農家の方が、黒紫米のお握りを分けてくれました。

西表島をぐるりと囲む美ら海。その海岸線を歩いていると田んぼが? 古くから八重山諸島に伝わる黒いお米“黒紫米”。

日本一早い2月に田植えをして、日本一早い7月に収穫する“超早場米”なのです。一体どんな味が…。農家の方が、黒紫米のお握りを分けてくれました。

<巨大なゼンマイ?>

深い森の中、女性が採っていたのは、都会ではまず見ることのない超巨大なゼンマイ。 他にも西表で採れた海の幸、山の幸に大満足の金子さん。

山を歩いていると、草木の奥から何やらガサゴソガサゴソ…。

深い森の中、女性が採っていたのは、都会ではまず見ることのない超巨大なゼンマイ。女性が営む旅館で調理されたゼンマイは、粘り気のある「たくあん」みたいな食感だとか。

他にも西表で採れた海の幸、山の幸に大満足の金子さん。

<カヌーで沖縄最大の滝へ>

翌日、朝一番のバスに揺られ西表島の北部へ。 自然ガイドと共にヒナイ川をカヌーで進むことに。 落差50m、滝の雄大さに心を奪われる金子さん。 そこには、息をのむような西表島の絶景が広がっていました。

翌日、朝一番のバスに揺られ西表島の北部へ。金子さんがどうしても行きたかった場所、それは沖縄最大の滝「ピナイサーラ」。自然ガイドと共にヒナイ川をカヌーで進むことに。上流に行くにつれ、西表ならではの様々な動物たちも姿を現しました。川を進むこと1時間、ついにピナイサーラの滝に到着。落差50m、滝の雄大さに心を奪われる金子さん。ここまで来たならこの滝の上も見てみたい、と再び山道を歩くこと40分。

そこには、息をのむような西表島の絶景が広がっていました。

<幻の動物現わる!>

金子さんも授業に参加させてもらい、生徒達と一緒に三線を弾かせてもらいました。 集落の外れに人だかりが。「どうしたんですか?」異様な雰囲気に、焦る金子さん。 何とあの、イリオモテヤマネコが現れたのです!

次に向かったのは、船でしか行くことが出来ない陸の孤島“舟浮集落”。金子さんが歩いていると、どこからとも無く三線の音が。ここは全校生徒が2人しかいない船浮小中学校。

金子さんも授業に参加させてもらい、生徒達と一緒に三線を弾かせてもらいました。山と海に囲まれた小さな集落に、船浮方言と三線が響き渡ります。その帰り道。集落の外れに人だかりが。「どうしたんですか?」異様な雰囲気に、焦る金子さん。

何とあの、イリオモテヤマネコが現れたのです!

生息は西表島内にわずか100頭余り。一度は見失ったものの、翌日再び集落に現れ、無事に保護されました。皮膚の病気にかかり衰弱していたイリオモテヤマネコ。大勢の人間に囲まれ、少し驚いた顔をしていました。

<日本最南端のバス停から最南端の有人島へ>

最終日は、日本最南端のバス停「豊原」まで行くことに。 荒々しい波と険しい岩場が広がる日本最南端の地で、今回の旅を振り返る金子さん。

最終日は、日本最南端のバス停「豊原」まで行くことに。

近くの浜からは、波照間島の島影が水平線に浮かびます。

「せっかくここまで来たのだから」と旅の最終目的地は、有人島の最南端“波照間島”に決定。

荒々しい波と険しい岩場が広がる日本最南端の地で、今回の旅を振り返る金子さん。「自然と共に暮らす人々が羨ましかった」。いやぁ〜本当にニッポンはおもしろいネ!



今週の「それおも」スポット

安栄観光【八重山の島めぐり】

沖縄県石垣市美埼町1番地石垣港離島ターミナル内
電話:0980-83-0055
営業時間:電話受付6:00〜20:00

デンサー食堂【八重山そば】

沖縄県八重山郡竹富町字上原558
電話:0980-85-6453
アクセス:西表島上原港から歩いて1分
営業時間:11:00〜15:00 

金城旅館【宿泊】

沖縄県八重山郡竹富町字西表1499
電話:0980-85-6351
アクセス:上原港からバスで30分 無料送迎もあり

西表自然学校【ピナイサーラの滝 カヌーツアー】

沖縄県八重山郡竹富町字上原546-3
電話:0980-85-6481
アクセス:西表島上原港から歩いて2分