2013年04月22日放送
#27「謎解き!伊勢神宮〜豪華列車で行く式年遷宮への旅」
- 出演
- 荒俣宏 山村紅葉
今年、20年に1度の「式年遷宮」を迎える伊勢神宮。
「式年遷宮」とは何か?
なぜ1300年もの間続いてきたのか…?
そんな伊勢神宮をめぐる謎から、名物・伊勢うどんにまつわる謎まで、作家・荒俣宏と女優・山村紅葉が解き明かしていきます。
また、式年遷宮にあわせてデビューした豪華列車で伊勢志摩へ!名士たちに愛された名門ホテルの豪華フレンチ料理に舌鼓。
<式年遷宮の謎>
1300年もの歴史を持つ伊勢神宮最大のお祭り、「式年遷宮」。
20年に一度、天照大神を祀る正宮をはじめとする建築や、お供えする御装束神宝およそ1600点などすべてを一新。
そんな式年遷宮はなぜ行われてきたのでしょうか?
「新しくすることで新たな力を与える」、「技術の伝承」など、荒俣さんが次々と説を繰り出しました。
<旧神領民の活動>
式年遷宮という大事業を裏で支えてきたのは地元・伊勢の人々。
夏に行われる「御白石持行事」は、登録無形文化財にも指定されている
式年遷宮の行事のひとつ。その日しか入ることのできない神域、正宮の境内に「御白石」を奉献します。
荒俣さんと山村さんは、その「御白石」を集める準備活動に特別参加。そこで見えてきたのは、伊勢神宮の歴史を支え続けた、伊勢市民の誇りでした。
<元祖ファストフード 伊勢うどん>
伊勢神宮の門前町である「おはらい町」と「おかげ横丁」を散策、名物・伊勢うどんのお店へ。
江戸時代、大ブームとなった「お伊勢参り」は、今でいう団体旅行のはしり。大人数の客に対応するために生まれた元祖ファストフードが伊勢うどんだといいます。伊勢うどんが太くて柔らかいのも、ツユではなくタレで食べるのも、江戸の団体客に対応するための知恵でした。
<豪華列車「しまかぜ」>
この春誕生した豪華な観光特急、近鉄「しまかぜ」に乗り、優雅な列車の旅を満喫。
この「しまかぜ」、革張りの高機能なプレミアムシートの通常車両に加え、
洋風、和風個室も装備。さらに、カフェ車両では地元料理も食べられます。
車内では、荒俣さんと山村さんが伊勢志摩を愛したミステリー作家たちに思いをはせました。
<セレブ御用達・豪華フレンチ>
伊勢志摩では、伝統ある「志摩観光ホテル クラシック」に宿泊。山崎豊子の「華麗なる一族」の舞台ともなった名門ホテルです。
戦後初のリゾートホテルとして、三島由紀夫をはじめ多くの名士たちに愛されてきました。ここで、伊勢海老やアワビを使った豪華フレンチを堪能。なかでも、名物・黒鮑ステーキは絶品。しかも、50種類もの「隠れソース」が存在!
神宮とともに歩む伊勢の歴史は、進化し続ける伝統と、おもてなしの歴史でもありました。
今週の「それおも」スポット
伊勢神宮
三重県伊勢市宇治館町1番地
電話:0596-24-1111
アクセス:内宮 宇治山田駅からバス15分 外宮 伊勢市駅から徒歩8分
ふくすけ【伊勢うどん】
三重県伊勢市宇治中之切町(おかげ横丁内)
電話:0596-23-8807
アクセス:「宇治山田駅」もしくは、「伊勢市駅」から、車で約20分
営業時間:10:00〜17:30 (LO17:00) ※季節により営業時間は変わります。
伊勢角屋麦酒 内宮前店【二軒茶屋餅】
三重県伊勢市宇治今在家町東賀集楽34
電話:0596-23-8773
アクセス:「宇治山田駅」もしくは、「伊勢市駅」から、車で約20分
営業時間:11:00〜20:00(LO19:30) ただし毎週木曜は〜15:00まで
旧御師丸岡宗大夫邸
三重県伊勢市宮町1-9-7 アクセス:伊勢市駅から徒歩15分
電話:0596-27-0326(問い合わせ先:阿形次基さん)※通常は邸内には入れません。見学希望の方はNPO・旧御師丸岡宗大夫鄭保存再生会議会長 阿形 次基さんにご連絡下さい。
新型観光特急「しまかぜ」
近畿日本鉄道/旅客案内テレフォンセンター
電話:大阪:06-6771-3105 名古屋:052-561-1604
営業時間:8:00〜21:00/年中無休
志摩観光ホテルクラシック
三重県志摩市阿児町神明731(賢島)
電話:0599-43-1211
アクセス:近鉄賢島駅からシャトルバスで1分