2012年11月19日放送
#8「目からウロコの!下町浅草さんぽ」(後編)
- 出演
- 国広富之、高橋美江、木村郁美(TBSアナウンサー)
“さんぽ達人”高橋美江さんと歩く下町・浅草の後編。
美江さんの描く絵地図を片手に行けば、浅草の有名スポットで、目からウロコがポロポロ!
〈江戸っ子の粋「判じ絵」「洒落ことば」〉
判じ絵は江戸の人々が楽しんだ知的娯楽。いわば、絵で見るなぞなぞ。ちなみにこののれんは…?
正解は「あ・さ・くさ」。お食事中の方、失礼しました。
伝法院通りにある街路灯。
「地口行燈」といって、ことわざなどをもじった洒落ことばが書かれています。「とんでゆに入る夏のぶし」。なんともユーモラス。
〈奥山おまいりまちの老舗〉
明治初期創業の「君塚食堂」。“看板”はダシのしみたおでんと85歳のちゃきちゃきお母さん。「昔はこのあたりに、しょうたん池があったんだけどね、しょうたんのかたちをした…。」お母さん、江戸っ子だから「ひ」と「し」が入れ替わっちゃってるんですね。
〈六区の芸人さんの街路灯。なぜか一つだけ“予約済み”?〉
居酒屋「捕鯨船」のご主人、河野通夫さんは、元デン助劇団の団員さん。いまや“六区の顔“です。弟分にあたるビートたけしさんとは40年来のおつきあい。たけしさんに「おいらが死んだら飾ってよ」といわれた河野さん。よし!と胸をたたいて、予約済みにしてもらったそうです。
〈“寅さん”“健さん“…映画館発祥の地から銀幕の灯が消える日〉
六区ブロードウェイは、日本で初めて常設の映画館がオープンしたところ。昭和30年代には30もの映画館がひしめき合っていました。
しかし今、その浅草から映画の灯が消えようとしています。
邦画専門の「浅草新劇場」「浅草名画座」、そして洋画専門の「中映劇場」の3館が相次いで看板を下ろします。
中映劇場でモギリ一筋40年の井川さん。笑顔でその日を迎えましたが、やはり、寂しさは隠しきれないようでした。
〈観音裏のアンデス?〉
観音裏にある、あんぱん専門店「アンデスMATOBA」。
あんこやさんのご主人の所に、パン屋さんからお嫁さんが来てあんぱん屋さんになったというおとぎ話のようなお店。
あんぱんだけで60種類もあるのだとか。
中でも、カステラと水羊羹の組み合わせが懐かしい「シベリア」。
シベリアの雪景色を疾走するシベリア鉄道がその由来なんだそうです。
〈なぜ、ど「ぜ」う?〉
「いらっしゃいまし」とお出迎え。明治の中頃に創業の「どぜう飯田屋」です。
なんでも、どじょうと書くと四文字で四は縁起がわるいっていうんで“どぜう”と3文字にしたのだそう。
美江さんと木村アナは、どじょう丸ごとの「マル」を、国広さんは、骨を抜いた「骨抜き」を注文。
子どものころに食べたどじょうの骨が固くて、それ以来どじょうは苦手とおもっていた国広さん、
「プロの調理人さんはやっぱり違うよねー。40年、いや50年ぶりだよ、ははは」とご機嫌でした。
今週の「それおも」スポット
江戸駄菓子まんねん堂【こんぺい糖】
東京都台東区浅草2-3-5
電話:03-3841-6001
アクセス:浅草駅より徒歩5分
営業時間:不定休 10:00〜18:00
君塚食堂【おでん】
東京都台東区浅草2-3-26
電話:03-3841-5686
アクセス:浅草駅より徒歩7分
営業時間:不定休 9:00〜18:00
台東区立浅草公会堂【スターの広場】
東京都台東区浅草1-38-6
電話:03-3844-7491
アクセス:浅草駅より徒歩7分
捕鯨船【くじら専門居酒屋】
東京都台東区浅草2-4-3 浅草六区通り
電話:03-3844-9114
アクセス:浅草駅より徒歩7分
営業時間:木曜定休 平日17:00〜22:00 土日祝は16:00開店
あんですMATOBA【あんパン】
東京都台東区3-3-2 的場ビル1階
電話:03-3876-2569
アクセス:浅草駅より徒歩10分
営業時間:日曜・祝日定休 9:00〜18:00
どぜう飯田屋【どじょう鍋】
東京都台東区西浅草3-3-2
電話:03-3843-0881
アクセス:浅草駅より徒歩13分
営業時間:水曜定休 11:30〜21:30
ふじ屋【染絵手ぬぐい】
東京都台東区西浅草3-3-2
電話:03-3841-2283
アクセス:浅草駅より徒歩5分
営業時間:木曜定休 10:30〜18:30