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2013年03月11日放送

#23「グルマンの冒険〜赤穂浪士・最後の晩餐 鴨肉入り卵かけごはん〜」

出演
桂春蝶 古和咲紀

最高の真鴨、ローマ法王も食べたお米、搾りたての醤油、それらに負けない卵を得るため北陸へ。 赤穂浪士は、討ち入りの直前に「鴨肉入り卵かけごはん」を食したという。浪士たちの腹と心を満たした味に極限まで迫るべく、最高の真鴨、ローマ法王も食べたお米、搾りたての醤油、それらに負けない卵を得るため北陸へ。

富山県射水市では、鴨を傷つけず最高の状態で捕獲する「谷仕切り網猟」が今も残る。 江戸時代から続くという古式猟法は谷の間に網を張り鴨を狙うというもの。 富山県射水市では、鴨を傷つけず最高の状態で捕獲する「谷仕切り網猟」が今も残る。江戸時代から続くという古式猟法は谷の間に網を張り鴨を狙うというもの。

この道40年の新藤さんの猟場へ。

猟は日が落ちてからの30分が勝負。夕方、腹をすかせた鴨を狙う。 網は、幅25メートル高さ5メートル。猟は日が落ちてからの30分が勝負。夕方、腹をすかせた鴨を狙う。

青首のオスの鴨をとらえることに成功。

<取れたての烏骨鶏の卵を求めて>

金沢市郊外の「烏骨鶏農場センター」。 金沢市郊外の「烏骨鶏農場センター」。

実は烏骨鶏は、産卵数が極端に少ない。鶏はほぼ毎日卵を産むのに対し、烏骨鶏は10日に1つほど。

<醤油のさしみ(?)を手に入れる>

醤油の本場、金沢市大野へ。 醤油の本場、金沢市大野へ。大野は加賀藩の時代から独自の醤油づくりが受け継がれている街で、銚子や野田と並ぶ、日本五大醤油産地の一つだ。

大野の中で最も古い歴史を持つ直源(なおげん)醤油。

このもろみを大きな布でろ過し、絞り、醤油の原液を作っているのだ。 このもろみを大きな布でろ過し、絞り、醤油の原液を作っているのだ。

できたてほやほや、なまの醤油。 できたてほやほや、なまの醤油。新鮮でまっさらな醤油を口にすることはまずできない。

「これって、醤油の刺身、ですね」 春蝶「これって、醤油の刺身、ですね」

まさに究極の醤油を手に入れた!

<ローマ法王に献上された米>

石川県羽咋(はくい)市にはローマ法王に献上された、その名も「神子原米(みこはらまい)」。 石川県羽咋(はくい)市にはローマ法王に献上された、その名も「神子原米(みこはらまい)」。

神子原が作られる棚田は、豊富な雪解け水、寒暖の差が激しい気候など、美味しい米を作る最高の条件が揃っている。 神子原が作られる棚田は、豊富な雪解け水、寒暖の差が激しい気候など、美味しい米を作る最高の条件が揃っている。しかし、棚田の面積は限られているため、生産量は非常に少ないのだ。

毎年10月に新米を発売すると、すぐに売切れてしまい品切れだという。

「鴨肉入り卵かけご飯を食べたくて…なんとか、神子原米をわけてくれないですか?」 咲紀「鴨肉入り卵かけご飯を食べたくて…なんとか、神子原米をわけてくれないですか?」

全ての食材が揃い、いよいよ調理開始!

まずは、お米。優しく包み込むようにお米を研ぎ、釜で炊く。 まずは、お米。優しく包み込むようにお米を研ぎ、釜で炊く。

鴨は今が旬。脂がのって、格別なのだ。 鴨は今が旬。脂がのって、格別なのだ。

ほどよく焼いた鴨肉をつけ汁へ。金沢から持ち帰った生の醤油を贅沢に使用。 ほどよく焼いた鴨肉をつけ汁へ。金沢から持ち帰った生の醤油を贅沢に使用。

ごはんも炊きあがった。粒が立ち、つやつやと光る神子原米。 ごはんも炊きあがった。粒が立ち、つやつやと光る神子原米。

そして、とれたての烏骨鶏の卵。 そして、とれたての烏骨鶏の卵。

さらに、大野の生醤油を加え、かけまわす。 さらに、大野の生醤油を加え、かけまわす。

赤穂浪士最後の晩餐「鴨肉入り卵かけごはん」。これぞ一期一会の味。生き生きとうけとめよ。 赤穂浪士最後の晩餐「鴨肉入り卵かけごはん」。これぞ一期一会の味。生き生きとうけとめよ。



今週の「それおも」スポット

料亭 中村楼【鴨料理】

富山県射水市三ケ常盤町3304
電話:0766-55-0063
アクセス:JR小杉駅徒歩約4分
営業時間:午前11時〜午後10時 無休

近江町市場【粕汁】

石川県金沢市上近江町50番地
電話:076-231-1462(近江町市場商店街振興組合)
アクセス:JR金沢駅徒歩15分 営業時間:店舗によって異なる(日曜日は多くのお店が早めに店じまい) 水曜日定休のお店が多い

金澤烏鶏庵 本店【烏骨鶏】

石川県金沢市西念4丁目22
電話:076-223-2266
アクセス:JR金沢駅車で10分
営業時間:午前9時30分〜午後7時無休(元旦を除く)

醤油処 直江屋源兵衛

石川県金沢市大野町4-16
電話:076-268-1300
アクセス:JR金沢駅車で17分 営業時間:午後1時〜午後5時(平日)午前10時〜午後5時(土日祝日) 定休日:火・水

神子の里【神子原米】

石川県羽咋市神子原町は190番地
電話:0767-26-3580
アクセス:JR羽咋駅車で17分 営業時間:午前9時〜午後6時(12月〜2月は午後5時まで)定休日:無休(1、2月のみ木休)

千里浜なぎさドライブウェイ【砂浜の波打ち際を走る】

石川県羽咋市
電話:0767-22-1225(石川県羽咋土木事務所)
アクセス:今浜IC下車千里浜IC下車
※波が高い場合、危険防止の為進入規制あり