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2012年11月26日放送

#9「高速道路途中下車の旅　新東名編」

出演

林家三平

いつも何気なく通り過ぎている、あのインターチェンジや、最近きれいになったとウワサのサービスエリア…。途中下車すれば、普段とは違う人や風景、そして見知らぬ物語が待っているはず…。

今回は、三平師匠が4月開通の新東名高速道路をぶらり旅。なんと新東名は、寄り道、みちくさにぴったりの高速道路だったのです！

＜地元の人が買いものに来るサービスエリア？駿河湾沼津SA＞　

新鮮な野菜にお肉、そして、水揚げされたばかりのマグロの切り身…。三平師匠、おもわず「ここ、スーパーですか？？」。しかも、お値段が安い。マグロの切り身は一般の半額とか。観光客はもちろん、地元の人も買い物にくるという驚きの駿河湾沼津ＳＡ。

これまでのサービスエリアとは違って、地元のお店や企業が出店しているため、新鮮な地元の農産物などをコストを下げて提供できるんだそうです。

＜バイクのレンタルができるパーキングエリア　清水PA＞

清水ＰＡは、富士山や箱根へアクセスしやすいため、クルマ好きやバイク好きが集まるポイント。そんな清水ＰＡの地の利を生かし、新しいサービスを始めたのは、バイクウェア専門店の「クシタニ」。スノーボードを楽しむ人たちがスキー場に着いてから、ウェアなど一式をレンタルすることをヒントに、バイクはもちろん、ウェアからヘルメットまで一式をレンタルするサービスを始めました。たとえば、バイク仲間数人が一台の車で清水ＰＡに乗り付け、それぞれ好きなバイクを借りて富士山までツーリング…という楽しみ方ができるんだそう。

＜家康が認めた！日本最古のワサビ栽培農家＞　

静岡サービスエリアで見つけた、生の本わさび。実はこのワサビ、なんと、日本最古のわさび農家が栽培したとのこと。三平師匠、このサービスエリアから途中下車し、そのわさび田を目指します。山間の一般道を登ること1時間。標高800ｍの「有東木（うとうぎ）」地区に到着。ここのワサビはその昔、徳川家康に献上されるや、家康公は激賞し、有東木から門外不出の御法度品としたのだとか。

日本最古のワサビ農家は白鳥義彦さん。有東木で400年もの間、わさび田を守り続け、義彦さんで17代目なんだそう。豊かな湧き水の中、約1年半の間、すべて手作業で育まれるワサビ。これまで高級料亭や高級すし店にしか提供していませんでしたが、新東名の静岡サービスエリアが近くにできたことをきっかけに一般の人に新鮮な状態で直接提供できるとチャンスと考え、販売することにしたのだそうです。

＜渡れば“厄なし”！ギネスが認定！世界一長い木の橋＞　

もう一つ寄り道をと向かったのは、大井川の「蓬莱橋」。ギネスブックはこの橋を世界一長い木造歩道橋と認定しているんです。明治12年、お茶の生産が盛んな牧の原市と島田市を結ぶ橋として架けられ、お茶を担いで行きかう人々でにぎわったそう。

橋から見える富士山が絶景だということから、富士山の別名「蓬莱山」にちなんで橋の名前が付けられたといわれています。

長さが897.4ｍで、「渡ればヤ・ク・ナ・シ」なんだそうです。

＜長距離トラックドライバーが取材拒否！？誰にも教えたくないオアシスとは？＞

掛川パーキングエリアの駐車場は、大型トラックでいっぱい。トラックドライバーたちのお目当ては「ドライバーズ・スポット」。一見、お弁当やさんのようにも見えますが、奥には「シャワールーム」「仮眠スペース」そして「コインランドリー」まで。

しかし、この「ドライバーズ・スポット」は他のパーキングエリアにもあるそうで、なぜ、掛川ＰＡだけが大人気なのか…？三平師匠、あるドライバーさんにこっそり教えてもらいました。「私たちは労働基準監督署の指示で、4時間走ったら30分の休憩をとらなければならない。大型車で時速９０�q以上出すことができないトラックは、東京から来るとこの掛川はちょうど4時間。区切りのよい休憩ポイントになってる。これ、言っちゃうと流行っちゃうんだよなぁ…」。

今週の「それおも」スポット