基本の基
「筍」基本の基
       
4月6日放送 (# 26)
 

<漢字には意味がある!!>
タケノコは漢字で開くと「筍」
この文字は「竹」と「旬」で出来ています。「旬」には10日間という意味があり、つまり筍の寿命は10日間しかないのです。

筍
 
 

<竹の種類>
竹は、全世界に1,200種類以上あります。北緯・南緯ともに40度までが生息域と言われていて、特に、中国・インド・東南アジアが多い。その他アフリカ・ブラジルなどにも。日本列島だけでも約600種類が自生していると言われています。

孟宗竹

 
 
日本では、筍を食べていたと思われる記述が「古事記」のくだりにある事から、どうやら古くから食べられていたと思われます。
現在食べている筍のほとんどは「孟宗竹」の筍。
皮に茶色のビロードのような毛が生えているのが特徴で、大型で肉厚、実は白く柔らかで、えぐみも少なく、甘みを含んだ独特の旨味と歯ごたえがあります。成長すると直径20cm、高さは20mにも達する程の大きさです。
 
 

ではこの孟宗竹は、いつごろ日本に入って来たのでしょうか?
諸説ありますが、一つは鎌倉時代に道元禅師が中国から持ち帰り、1227年に寂照院という寺に植えたのが始まりという京都説。

寂照院

 
 

そして、もう一つは鹿児島県の「仙巌園」(磯庭園)に立つ石碑に「1736年 薩摩藩主 島津吉貴公が竹二株を取り寄せ移植したのが日本における孟宗竹の歴史の始まりである」と記されている事から生まれた1736年鹿児島説。
一般的に鹿児島説が有力と言われてはいるが証拠はありません。

仙厳園

 
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