脚本:池田政之
監督:平田博志
第七話の劇中に出てくる“時の太鼓”は、実際に江戸期幕府から一関藩が特別待遇を受けて許されていたもの。民に昼夜12時を知らせる役目を果たしていたといいます。
そして、今回のゲストには子役としてドラマ、CMなどで活躍中の鈴木梨央ちゃんが登場!
大人顔負けの演技に反して、鶴姫の衣装姿にはあまりの愛らしさに思わず笑みがこぼれます。
一関藩の城下町近くに辿り着いた光圀(武田鉄矢)一行は、ならず者に襲われている旅一座の太夫・嵐胡蝶(仁支川峰子)たちを助ける。一座は、一関藩の姫君・鶴姫(鈴木梨央)の婚儀を祝う興行のために江戸からはるばるやってきたのだという。ならず者たちから興行は取り止めになったと聞かされた一座と光圀たちは、事の真相を確かめるために胡蝶たちを呼びよせた寿座幸兵衛(加納健次)のもとへと向かう。一座と光圀たちが幸兵衛のもとを訪れると、興行禁止はうそだったことが判明。ならず者たちを使ってのいやがらせは、商売敵・旭座重兵衛(大島宇三郎)のしわざだったことが発覚する。
その頃、一関城内では藩主の田村建顕(喜多村緑郎)が、家老・田村将監(中田博久)らに濡れ衣を着せられ投獄の身となっていた。さらに将監は、鶴姫の暗殺も企ており、藩主の座を手中に収めようと画策していた。
一方、別行動をしていた助三郎(財木琢磨)は、婚儀が嫌で城を飛び出してきた鶴姫に出会う。将監による追手たちをかいくぐり、鶴姫と城下町の寿座までやってきた助三郎は、光圀たちと合流し、将監の権威を笠に着て再び興行の邪魔をする重兵衛らと対峙する。
鈴木梨央
鶴姫 役
一関藩の姫君。わずか12歳にして嫁ぐこととなり、それに反発して城を出る。
喜多村緑郎
田村建顕 役
一関藩主で鶴姫の父。叔父であり家老の将監に濡れ衣を着せられ捉えられてしまう。
仁支川峰子
嵐胡蝶 役
旅一座の太夫。鶴姫の婚儀を祝う興行をうつために江戸から一座を率いてやってくる。
加納健次
寿座幸兵衛 役
一関城下で芝居小屋を構える寿座の座主。胡蝶たち一座を江戸から呼び寄せる。
中田博久
田村将監 役
一関藩家老。藩主の座を奪うために建顕を投獄。鶴姫も亡きものとしようと企む。
©BS-TBS/C.A.L