第5話「硯の里の仇討ち(雄勝)」 2017年11月1日(水)放送

脚本:いずみ玲
監督:藤岡浩二郎

みどころ

第五話の劇中では、宮城県石巻市の伝統工芸品、“雄勝硯”(おがつすずり)が登場。雄勝硯の歴史はとても古く、室町時代から伝わるとも言われている。程よい固さとなめらかさを併せ持ち、墨の発色が良いのが特徴。
さらに今回は東北出身ゲストとして、大船渡市出身の新沼謙治さんが登場。歌手の新沼さんの演技にも注目!劇中でも、その歌声が聞けるかも!?

あらすじ

奥州仙台藩城下を抜け、北を目指していた一行だったが、言い争いが原因で光圀(武田)は、助三郎(財木)、格之進(荒井)とはぐれ山道に迷い込んでしまう。助けを呼ぶにも人けがなく狼狽していた光圀に通りすがりの硯職人・宗助(宅麻伸)が手を差し伸べる。宗助に連れられて雄勝の里にやってきた光圀は、仙台藩御硯師・奥田主計(高橋長英)のもとで休息することに。そこで光圀は、硯問屋の橋本屋栄五郎(斉藤暁)が、藩に断りもなく勝手に山から石をきりだし、粗製乱造の限りをつくしていることを知る。悪事を見過ごせない光圀は、奥田、宗助と共に代官・浅野権太夫(伊吹剛)のもとへ談判に向かう。
一方、光圀を捜し回っていた助三郎と格之進は、柄の悪い男たちに絡まれている初音(相楽樹)と、その弟・伸吾(加部亜門)を助ける。姉弟は、父の仇討ちのために旅をしており、その相手は雄勝の里に身を隠しているのだという。意を決して雄勝の里に向かう初音と伸吾に、助三郎と格之進も同行することになるのだが・・・

ゲスト

宅麻伸
宗助 役

雄勝の硯職人。道に迷った光圀を助ける。何やら隠している過去があるらしい。

高橋長英
奥田主計 役

仙台藩の御硯師(おすずりし)。行き倒れになっていた宗助を助け、硯造りを教える。

相楽樹
山脇初音 役

父の仇を討つため、弟の伸吾と旅に出る。伸吾に仇討ちの本懐を遂げさせることに命をかけている。

加部亜門
山脇伸吾 役

初音と仇討ちの旅に出る。父を討った戸川宗右衛門を捜すと同時に、迷いも生じている。