脚本：尾西兼一
監督：酒井信行

あらすじ

熊本藩用人・清水勘解由（寺田農）の手により吉姫（吉本実憂）をさらわれてしまった老公たちは、吉姫を追い佐賀へと入る。追いつけない焦りから助三郎（財木琢磨）と格之進（荒井敦史）は言い合いとなり、助三郎は別行動をとると言い出す。
その頃、吉姫に追いついた詩乃（篠田麻里子）が吉姫を助け出すも、激しい反撃にあって吉姫を一人で逃がす。必死で逃げる吉姫だったが、追手に追いつかれてしまう。すると鬼面を被った黒装束の男に助けられある村にたどり着く。そこでは、役人たちが市助（加治将樹）という男を探していた。役人が言うには市助は年貢米の徴収に関して直訴を企んでいるらしい。役人たちは市助をおびき出すために幼なじみのお菊（梶原ひかり）を連れていこうとするが、そこへ老公と格之進が出くわしお菊を救出する。
一方、吉姫は鬼面童子に誘われて身を隠していたほら穴で市助と遭遇。そこで代官・支倉主膳（山本紀彦）が郡奉行・成岡次郎兵衛（田中健）、米問屋・佐嶋屋（大林丈史）らと共謀し繰り米の横流しをしていることを知る。
そして、お菊を助け出した老公は、役人たちの腐敗ぶりを知りながら放蕩三昧の日々をおくる支倉の嫡男・新太郎（田中幸太朗）に出会い……。

• 第1話「じゃじゃ馬姫と九州路（水戸～中津）」 2019年5月19日(日)放送
• 第2話「鶴がつむいだ兄妹愛（朝倉）」 2019年5月26日(日)放送
• 第3話「母恋し歌う馬子唄（日田）」 2019年6月2日(日)放送
• 第4話「幸しあ福わせの五ご月がつ幟のぼり（延岡）」 2019年6月16日(日)放送
• 第5話「吉姫の母子芝居（宮崎）」 2019年6月23日(日)放送
• 第6話「名君救った薩摩錫器（鹿児島）」 2019年6月30日(日)放送
• 第7話「海を越えた異国の娘（長崎）」 2019年7月7日(日)放送
• 第8話「鬼面きめん童子どうじの真実まこと（佐賀）」 2019年7月14日(日)放送
• 第9話「風雲急を告げる熊本城（熊本）」 2019年7月28日(日)放送
• 第10話【最終回】「老公、なんばしよっと？」 2019年8月11日(日)放送