第6話「名君救った薩摩錫器(鹿児島)」 2019年6月30日(日)放送

脚本:横山一真
監督:矢田清巳

あらすじ

鹿児島城下で錫器職人の正四郎(神尾佑)とその老僕・嘉平(桜木健一)が困っているところに遭遇した老公一行。腰を痛めた嘉平を工房まで送り届けてやることに。そこで見事なまでの錫器を目にして感服する老公。元侍の正四郎は、父の遺志を継ぎ、錫器を藩の特産品にして民の暮らしを豊かにするべく身分を捨てて錫器職人となったのだ。しかし、近頃は役人が錫を横流ししているせいで錫が採れなくなり、藩の窮状は変わらないのだという。城で行われる物産吟味において錫器が殿様に認められることが最先決だと考える正四郎は、会所に錫器を届けにゆくがその帰りに役人の差し金と思われる侍に襲われる。収めた錫器も握りつぶされるであろうと悲嘆する正四郎だったが、密かに採掘された錫が大坂へ送られるとの情報を弥七(津田寛治)と詩乃(篠田麻里子)が掴み、老公一行はその錫を奪取する。奪取した錫で錫器を作り物産吟味に現れた正四郎を黒幕である家老・黒崎頼母(山田明郷)と物産会所役人・岡島伝治郎(千葉哲也)は、妨害しようと企むが、藩主・島津綱貴(榎木孝明)はその悪行のすべてを知っており……。

ゲスト

島津綱貴榎木孝明

正四郎神尾佑

嘉平桜木健一