脚本:尾西兼一
監督:匂坂力祥
筑前朝倉の原鶴温泉に着いた老公一行は、商人風の若い男・佐吉(タモト清嵐)が襲われているところに出くわす。助三郎(財木琢磨)、格之進(荒井敦史)が助けに入るも佐吉は金を奪われてしまったという。温泉宿・鶴屋まで佐吉を送ると妹のお鶴(矢野優花)がお客を送り出していた。二人から話を聞けば金を取られるのは二度目で、温泉場の皆から集めた冥加金を奪われたのだという。代官の荒木田重三郎(成瀬正孝)は金が出来るまで待ってくれると言ったが、ならず者を束ねる女親分のおくま(床嶋佳子)から金を借り、荒木田に届ける途中で老公たちに助けられたという訳であった。
金を奪われたと聞きつけたおくまが鶴屋にやってくると、借金のカタにお鶴を連れていってしまう。しかし、この一件は、荒木田とおくま、それに温泉宿・松野屋の主人・碁助(小野了)が示し合わせて企んだ罠だった。
さらに、おくまの素性を探っていた詩乃(篠田麻里子)によるとお鶴とおくまには意外な関係があり……。
おくま床嶋佳子
お鶴矢野優花
佐吉タモト清嵐
碁助小野了
荒木田重三郎成瀬正孝
宮崎安貞泉谷しげる
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