一口に蟹と言ってもいろいろあります。日本近海で獲れる蟹の種類は、約1000種類。そのうち、食用として商業捕獲されているのは、数十種類です。
その他、日本で食べられている蟹は… <毛ガニ> 春から初夏が旬。味噌が最高で、茹でるか蒸すのが一般的な食べ方。北海道では人気NO.1 <タラバガニ> 蟹ではなく、ヤドカリの仲間。タラの獲れる場所で獲れるのでこの名がついた。 <ワタリガニ(ガザミ> 東京湾でも獲れる蟹。春から初夏が旬。中華料理や韓国料理にも使われる。
さらに世界では… <ブルークラブ(青ガニ)> アメリカで重視されており、脱皮直後のものが珍重される。主に唐揚げやバターソテーで食べる。 <ストーンクラブ> カリブ海沿岸が主産地。船上で「はさみ」だけをとり、カニ全体は海へ返し、足が再生されるのを待つのだとか。 日本には、冷凍加工品(蟹ツメのフライ)として輸入されている。 <上海蟹> 淡水の蟹。中国・蘇州の陽澄湖という湖の特産。身やミソに脂がのっていて、奥深い旨味がある。 伊豆・狩野川などに生息するモクズガニ(ズガニ)に姿も味もそっくり。
日本で獲れるカニだけでなく、世界に生息するカニをも食べる、カニ大好き日本人。実は自給率は、たったの10%。 漁獲量が年々減り続ける理由は、乱獲。 そのためズワイガニ漁は、漁期や漁獲サイズなどの規制が課せられているのです。