江戸時代には蕎麦のほかにも寿司や天ぷらの屋台もあったそうで、今でいうファーストフードの走りですね。この蕎麦屋台、せっかちな江戸っ子に受けに受けて、大流行しましたが、火災の原因になるとして、幕府が禁止した為、姿を消してしまいます。 そこで登場したのが店舗の蕎麦屋でした。この頃の江戸は、地方から独り者が沢山流入していました。そんな独り者にとって、蕎麦屋非常に便利だったのです。しかも蕎麦は「江戸わずらい」といわれた脚気に効くと言われて、江戸の蕎麦屋は大ブレイク! ものすごい勢いで増えていきました。
さあ、そこで問題です! 1830〜40年の当時、人口100万人と言われた江戸の町なかに、蕎麦屋は何軒くらいあったでしょう? 正解は、江戸人口 100万人に対して蕎麦屋 3760軒!
今も庶民に親しまれている蕎麦ですが、自給率はわずか20%以下。中国、アメリカ、カナダからの輸入に頼っているのが現状です。 以上、蕎麦の基本の基でした。