殻の地色は白っぽく、褐色で幅の広い縞が2本、ハの字に走っています。河口付近の内湾で、穏やかな浅い海に生息しています。
チョウセンハマグリは、れっきとした日本のハマグリの仲間。ハマグリに比べると膨らみ方が弱く、丸みがありません。 荒い海を好むので、鹿島灘や九十九里など、外洋性の海に生息しています。 そして、日本国内で流通しているハマグリの90%を占めるのが、シナハマグリ。灰色で、表面に細かい山形模様や赤褐色の斑点があります。 こちらは、ほとんどが、韓国や中国からの輸入品。
<ハマグリの危機的状況> 2002年、市場に出回った蛤は…というと… ハマグリ約360トン チョウセンハマグリ約940トン シナハマグリの輸入約4000トン
もともと、北海道南部から九州までの、日本中の内湾の浅瀬で見られましたが、現在では熊本県の有明海、大分県の瀬戸内海沿岸、福岡県の加布里湾、京都府の若狭湾、三重県桑名で獲れるのみ。その他の地域では絶滅か、絶滅寸前という状況にあります。
原因は干拓や埋立てによる生息域の激減、水質汚染、乱獲があげられます。