満足する睡眠を取れない現代の日本では、5人に1人が睡眠障害を持っていると言われています。
タバコ、コーヒーのカフェイン、怪我の痛みなども原因に挙げられますが、具体的に睡眠障害とははどんな症状もつのでしょうか?
53才A子さんの例を見てみましょう。
1.寝つきは良いが夜中に何度も起きる−途中覚醒
高齢者に多く、脳の機能が低下、ストレスが大きな原因。
2.寝つきは良いが朝早く起きてしまい2度寝が出来ない−早朝覚醒
体の生活リズムの狂いが原因のひとつ。
3.夜充分に寝ているはずなのに昼間眠くて仕方がない−仮眠症
4.睡眠中に気道が塞がり、呼吸が止まり脳が酸素不足になる−睡眠時無呼吸症
現代社会では、ストレスや疲労以外にも睡眠障害を引き起こす新たな要因が増えています。
その1つがホラー映画−興奮するため血圧が上昇、また心拍数が増加して、体が目覚めてしまう。
またアルコールの飲用−沈静作用があっても一時的なもので、眠りが途切れがちになる。
では、そんな症状を緩和させ、脳を充分に休ませて、満足のいく睡眠を取る方法は?
■寝具の選び方に気を使いましょう。 |
寝ている時も立っている時と同じような自然な姿勢を保つことが前提です。 |
1. |
布団は固め、腰の辺りにへたりがないこと。
敷布団は寝返りが充分に出来る幅・1m以上が必要。 |
2. |
枕の高さ
自分の頭が高くなり過ぎないように頚椎より枕が高いには不眠や肩こりのもと。
枕の幅
自分の肩幅より左右10cm出る位。 |
■夜良い睡眠を取るための1日。
夜の間休んだ大脳を気持ち良く目覚めさせるには脳にエネルギーを補給し体温を高めた上、体内時計を24時間周期にリセットすることです。その役割を果たす物は、朝食。メニューはたんぱく質中心のメニューに充分な水分を補給します。
■より良い眠りを引き起こすための夜の過ごし方。
人は体温が下がり始めた頃に眠くなるのです。そのため夜8時位に一度体温を上げておくと夜10時位に眠気をもよおします。
そのためには夜10時位の運動や入浴が効果的。
生活の細部をチェックしてより良い脳と体を休ませる睡眠を取りましょう。
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