第89回
2025/07
1. |
日 時 |
2025年7月8日(火)午後4時7分 |
2. |
場 所 |
BS-TBS会議室 |
3. |
委員の出席 |
委員総数 8名 |
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出 席 者 |
委員長 出井直樹 |
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局側 |
伊佐野 代表取締役社長 |
4. |
議 題 |
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審議事項 |
テレビ番組 |
5. |
審議内容 |
午後4時7分 開会 |
◎局側 こちらの番組は、伊集院光さんが、何かを愛し過ぎてしまった人が設立した私設博物館を訪れまして、その博物館の展示物や館長さんとのお話を通して、その魅力を伝える教養バラエティー番組となっております。 ◎委員 最初はあまり興味なく見始めましたが、すごくおもしろかったので、どのようにこのテーマを選んだのかなと考えながら見ていました。 ◎局側 時刻表の基礎的な説明については、制作チームでも議論になりました。30分番組ですので、時刻表ができる前は、駅構内に貼られていたというワンカットを入れましたが、もう少し丁寧に説明をしてもよかったかなと感じました。 ◎委員 伊集院さんが偏愛している方々にうまくお話をされて、グルーヴ感がある楽しい番組になっていました。 ◎局側 ロマンのエピソードを入れることを議論しましたが、番組のコンセプトを、伊集院さんが博物館に行って、視聴者も一緒に入って順で見ていくことにしましたので、少し補足したほうがいい情報のみトッピングするというバランスで制作をしました。 ◎委員 収集を始めたきっかけや、博物館を開いたきっかけ、あるいはお客様の反応などのエピソードが適度に盛り込まれていて興味深く思ったのですが、これだけのものを集めるにはお金も相当かかったでしょうし、集めておく場所も必要でしょうから、一番気になったのは、奥様がどういうご反応だったか聞いてみたいと思いました。 ◎委員 総合的に見たときに、自分が好きでコレクションして、結果的にコレクションの博物館をつくることによって、人とのつながりができたり、人生と出会うことになったりなど、物を集めて人に語ることの深さ、意味を感じました。 ◎局側 時刻表ミュージアムの館長さんが、集めるつもりで集めたのではなく、愛があるから捨てられなくて最終的に残ったため、それなら多くの人に見せようということで始めたことが象徴的だと思います。 ◎委員 テレビは視聴率競争を結構気にしている会社が多いと思いますが、「偏愛ミュージアム」と「時刻表」と「糞虫」の3つの狭い分野のことを取り上げていて、よく放送されたなという感想を持ちました。 ◎局側 確かに来場者のコメントがあると、館長からも伝え切れず、伊集院さんも思ってない楽しみ、発見があるかもしれませんので、今後検討を進めたいと思います。 ◎委員 視聴率では、「伊集院光」の「偏愛」がキーワードのようですので、伊集院さんの力は結構大きいという評価ですね。 ◎委員 最初の鉄道のテーマ曲は、オリンピックのグルノーブルの「白い恋人たち」ですね。鉄道とつながっていないような気がしたので、曲の選び方を聞いてみたいです。 ◎局側 偏愛という名前とテーマがニッチですので、間口を広げられる演出を考え、テーマ曲やテロップの雰囲気など工夫しました。今回は、暗い印象を払拭したくて、舞台を見ていただくような音楽のテンポや演出を意識して、音楽の担当者が見つけてくれました。 ◎委員 部屋が狭いにもかかわらず、カメラワークがよくて、すごくきれいに編集されていて、見やすく感じました。 ◎局側 多分あえてやっている部分があり、聞こえがいい表現に変えているところ等もありますが、ご指摘のとおり、変えるメリットがあるのかというのは、一回冷静に振り返らないといけないと思います。違和感やついていけなくなるというのは、視聴者のデメリットだと思いますので、貴重なご意見でした。 ◎委員 「偏愛博物館」と言うからには、時刻表や糞虫といった絞り込んだ世界で、コレクターだけではなく、人に見せる博物館までつくるところに意味があり、取り上げるポイントがあると思います。 ◎局側 番組の企画については、当初私設博物館を紹介する番組という軸もありつつ、私設博物館を開いている人にフォーカスを当てる方向で考えていました。 ◎委員 どれくらいの年齢やターゲットを予想されていますか。 ◎局側 今回の番組は、40〜50代の方々を中心に見ていただきたいと思っています。 ◎委員 「時刻表」や「撮り鉄」などキーワードに入れておくと、ネット検索にひっかかってきますし、関連動画がYouTubeにアルゴリズムで上がってきてくれますので、ネット展開されるとよいと思います。 ◎局側 放送直後はTVerでも配信をして、今後また本数がふえていけば、ぜひ別の有料配信、媒体に提案もしていきたいと思います。 午後5時43分 閉会 |