BS-TBS

会社情報

放送番組審議会

第65回

2019/05

1.

日 時

2019年5月23日(木)午後4時30分

2.

場 所

BS-TBS 会議室

3.

委員の出席

委員総数 8名
出席委員数 5名

 

出席者

委員長 末綱隆
副委員長 出井直樹
委員 瀬古利彦 寺﨑明 田中ウルヴェ京

 

局側

相子 代表取締役社長
藤原 常務取締役
林 常務取締役
金澤 取締役
茂川 取締役・放送番組審議会事務局
中鉢 編成局編成部長
川口 編成局編成考査部長
朝岡 番組プロデューサー
中尾 編成局局次長・放送番組審議会事務局

4.

議 題

 
 

審議事項

テレビ番組
「ご近所さんは世界から!」
2K及び4K放送日時:4月3日(水)23:30~24:00
         4月10日(水)23:30~24:00

5.

審議内容

 

◎委員

今、日本では外国人が260万。非常にタイムリーな企画だと思います。色々な外国人の方がどんな暮らしをしているのかを見るという視点はよかったです。その視点も、淡々と素の姿を撮っているという所が入りやすかったです。日本は暮らしやすいという印象が、この2回の放送から感じました。
ナビゲーターとコメンテーターとのコンビも安定していましたが、番組の中身、外国人の暮らしている姿についてのコメント或いはディスカッションがあってもよかったと思いました。
4月3日放送回は、本当にアポなしだったのか、探していく過程に何か意味があるのかという事が気になりました。

◎局側

初回放送でしたので、番組の主旨や人を探す過程を、見ている視聴者にお知らせする意味もあり、アポなしで探していく過程を入れました。

◎委員

何故、南砺市にこんなに沢山の外国人がいるのですか?

◎局側

何故そこに外国人が集まるのかという事を当初テーマにして取材を始めましたが、行って撮ってみないと何が撮れるかわからなく、撮ってから構築する為、そこを突き詰めましたが、結局わからなかったです。「ここは私の楽園だ」という一番インパクトのあった言葉を、外国人の方が言うくらい素晴らしい所、だから外国人が増えているという、言葉のパワーで仕上げ、ドキュメンタリーで見せる形にしました。

◎委員

それぞれの地域の日本人とどう触れ合って定着しているのかという所を見せて欲しかったです。

◎局側

日本人との触れ合いは、今後の課題です。その部分を広げて行きたいと思っています。

◎委員

率直にとても好きな番組でした。日本を知る番組だという事にとても共感しました。日本には色々な素晴らしい所があり、日本の紹介になっているという事もよかったと思います。
外国人の方に「日本人はどうあるといいか」と質問してもおもしろいと思いました。人、物、環境・・・その辺りを質問したら、何か違う方向もあると感じました。

◎局側

環境、物に対して、彼らがどんな意見を持っているのかという所も、是非探っていきたいと思っています。

◎委員

全体的によいテンポで仕上がっています。人選もよかったです。
番組の進め方も手探り感があり、興味を湧かせました。我々日本人が、見知らぬ外国に住むことに置き換えると、今後の取材課題や、視聴者への情報提供も可能になるかと考えます。社会インフラについて、自国とどう違って、どのように対処しているのか、通貨やインターネット事情、交通手段の利便性、衣食住レベルの満足度や独自の工夫、交流情報等・・・。テーマを絞って提供して行くのもいいのではと思います。

◎委員

自分が旅人になった様な感覚で気持ちよく見ることが出来ました。日本人にとっても、外国人にとっても非常におもしろい番組だと思いました。

◎委員

番組のポリシーはどこに置いていますか?

◎局側

客観性を持たせて、事実としてこういう方がいるというのを伝えていくスタンスです。その姿を見てどう思うかは、見ている視聴者にお任せする。日本の為に日本で頑張っている人の1人だと言う事が、伝わればいいと思います。

◎委員

人選について、どう選んでいますか?

◎委員

SNSからアップロードする場合や、今回の行徳では、スパイス屋のオーナーさんからの紹介でした。

◎委員

今回の放送を見た人からアプローチはありますか?

◎局側

番組HPにも情報提供をお願いする旨を謳っていますので、今後は増えていくと思います。

◎委員

今後、ネガティブな所を出して来た時に、どの様に対応しますか?

◎局側

外国から来た方々に優しくなれる気持ちになる。そこを大事にして行きたいと思います。

◎局側

編成的にもご理解頂きましてありがとうございました。皆様の貴重なご意見を参考にさせて頂き、今後のよりよい番組制作に活かして行く所存です。

タイムリーな企画である事、色々な外国人の方が、どんな暮らしをしているのかを町ごと見ていくという視点や、ナビゲーター及び出演者の人選等に評価を頂いた一方で、それぞれの地域の日本人との触れ合いの深堀りが足りない等、取材する上での課題も議題にあがった。また、審議会冒頭に、4月改編に関する説明及び、2018年度下期の番組種別の集計について報告を行った。