第40回
2013/01
2013年1月22日に第40回BS-TBS放送番組審議会が開催されました。審議会委員は7名が出席され、BS-TBS側からは平本社長以下9名が出席致しました。
第40回の審議会は、テレビ番組「世界の旅行社が選ぶ世界で最も美しい街ベスト10」について審議を行いました。
放送日 | 2013年1月1日(火)(前編)7:00~8:55 |
委員からは以下のような意見・感想がありました。
- ・オーストリアのハルシュタット・アルプスの山脈と湖畔を望む風景、ぜひ行ってみたいと思いました。世界最古の岩塩鉱という1つの大きな産業からこの美しい街が成り立ってきたということが非常によくわかっておもしろかった。生活の豊かさみたいなのがすごく出ていて、非常におもしろかったです。
- ・どの街も歴史があって、おいしい食べ物があって、ホテルがあってという流れの中ですが、これだけの歴史のある街をああやってつくってきた人々がそこにいて、いろんな営みがあってというのが多分あるだろうなと思いました。この番組は、例えば木組みの家もすごくきれいだなと思ったのですが、どうして木組みの家をつくっているのかとか、どういう技術でそうしているのか、そのおもしろさはどこにあるのかなということを見ながら思いました。
- ・薬丸さんが出てきたときに「2番組にわたって10の街を紹介します」、世界地図をパッと広げて「こことここです」と言ってもらったら、後半の5編も見ようかなという気になったのではないか。もう少しそういうのを年寄り向きに親切にやっていただいたらという印象がまず1つあります。
- ・お正月というのは大変音量の高い番組が続いてきて、僕らくらいの年代はやや食傷ぎみになって、静かな番組を少しという気持ちになってくるので、そういう意味では、とにかくきれいな映像ときれいな音楽と、それぞれのナレーションも映像、音と合っているような明るい感じのナレーションがずっと続いていて、見聞きしていて居心地のいい番組だという気がしました。
- ・構成として、「首都」と「隠れ街、美しい街」の対比も非常にわかりやすかった。美しい街が戦争を越えて残っているというのはもちろん、観光以外でどのように成り立っているのかなど、もっと深く学べればさらによかったなと思いました。
- ・100社にアンケートをおとりになった。これがほかの旅番組との差別化の1個だと思っているのですが、どんなアンケートを出したのかが明示されていない。アンケートの結果を明示していただきたかった。
- ・いいなと思ったのは、余計な案内人がいないというところです。タレントさんが行ってこうやっていると、その人の個性ばかりが先立ってしまって、街の風景が余り見えてこないんですけど、余計な案内人がいないのがとてもいいなと思いました。