番組概要
ここ数年、日本では食品表示偽装販売、食品添加物・残留農薬や遺伝子組み換え食品など「食の安全」が社会的な課題となってきました。 人々は「食」と「健康」への関心が特に強くなり、「より安全で安心な食」を求める意識が強くなっています。

今回の番組では、ブラジルにある世界最大級アセロラのオーガニック農場を訪ねて「食」と「健康」の秘密を探っていきます。
ブラジルの国土は日本の約23倍もの広さを誇り、人口は1億8000万人。
経済発展が著しく、鉄鉱石や石油など多くの天然資源に恵まれています。また、バイオエタノールを使用した「フレックス自動車」をはじめとする製造業が発達しています。
2008年は日系ブラジル移民100周年の年。各地で様々なイベントが催されました。実は日本からブラジルにいくつかの野菜の品種が持ち込まれたことをご存知でしょうか?
農業大国ブラジルは現在、牛肉、たばこ、オレンジジュース、コーヒーなどが輸出量世界一を占めており、大豆の輸出量は世界第二位という実績を誇っています。
また同時に、自然有機農法、オーガニックによる生産も進んでおり、先端的な農場では積極的に行われ、多くの自然有機農法による農産物が輸出されています。
今回ブラジルでの生活経験のある、元サッカー日本代表・武田修宏がブラジルの赤道直下の広大なオーガニック農場を訪れ、最先端の有機農法を体験します。また、有機農法による生産を進める農場の人々やその子供たちとの出会いや、その人々の暮らしぶりを紹介します、有機農法には私たち消費者の健康だけではなく、農場で働く地域住民の生活の安定とともに、仕事に対する誇りや健康も実現させたのです。まさにそこには環境と健康と地域社会が成り立つユートピアだったのです。ブラジル都市部では人々が日々の生活で訪れている市場、レストラン、スポーツジムなどを訪ね、ブラジル人の食生活の知恵、伝統、健康に対する考え方も紹介します。