BS-TBS

会社情報

放送番組審議会

第93回

2026/06

1.

日 時

2026年6月10日(水)午後3時59分

2.

場 所

BS-TBS会議室

3.

委員の出席

委員総数  8名
出席委員数 7名

出 席 者

委員長  古川柳子
副委員長 斉藤実
委員   寺﨑明 
     橋口いくよ
     大友克之
     秋元里奈
     菰田優
     ※瀬古委員は録画出席

局側

伊佐野  代表取締役社長
杉浦   取締役
平賀   コンテンツ編成局長
増田   番組プロデューサー
辻    番組審議会事務局長

4.

議 題

 

審議事項

テレビ番組
「プロ野球SECOND LIFE~新たな挑戦~」
 放送日時:2026年3月22日(日)よる7:00~8:54

5.

審議内容

午後3時59分 開会

(1)審議事項

◎局側

本日ご審議いただきます番組は、3月22日(日)に放送いたしました「プロ野球SECOND LIFE~新たな挑戦~」です。BS民放5社企画という放送枠で、3年連続で野球が取り上げられており、今回は、私たちスタッフのヒーローである野球選手たちが、野球を引退した後の様々な第2の人生を見ることによって、こんな生き方もあるということで、50代、60代の見ている方の背中を押すような番組になればと思い制作いたしました。

◎委員

松永さんは昭和の体育会系でしたけれども、最後、一番おもしろいセカンドライフである髙澤さんを紹介して、最後に松永さんと髙澤さんの対談を持ってきたのはおもしろかったです。
 辻内さんの離婚の裏側の事情のほうに興味があるというか、そこを知りたいなという感じはしました。
 ストーリーテラーの方、わざわざ重々しくしゃべらなくてもいいのかなという感じがしました。

◎局側

辻内さんの離婚については、番組の中では伝えづらいところがあったというのが正直なところです。
ストーリーテラー、あそこまで重くなくてもいいということはほかの方もおっしゃられていたのですが、大事な意見としていただきたいと思います。

◎委員

民放5社がどういうふうに共同制作して、どの程度打ち合わせしたのか、一貫して指揮するプロデューサーがいらっしゃったのか気になりました。
 松任谷由実さんの曲は、最後の髙澤さんのピアノとつながっていて、哀愁を帯びている部分もあり、よかったと思いました。
 引退後のセカンドキャリアのつくり方は、ほかのスポーツでもすごく問題になっていて、体育系の現役の大学生も直面する課題だったりします。
スポーツ選手たちは、おおむね、そのときもらった生活水準に合わせてしまうので、翌年からゼロとかになってしまうと、税金すらも払えない。離婚も多いと思います。第2の人生にどう向き合うかというお話でしたけど、そういう、もう少し濃い部分を紹介してもよかったのかなと思いました。

◎局側

BS民放5社と電通で「ベースボール(B)にはBSがいる」というキャッチコピーをつくり、大きなプロデューサーが全局の演出を仕切ることはなく、野球をテーマにした番組を各局でそれぞれつくりました。
背中を押す2時間という大命題を立てて、いろんな選手を追っていったので、今回は破産した選手を取り上げなかったですが、違う機会があれば、参考にさせていただきます。

◎委員

コストを使わずに、自分の知恵でコツコツとやられていて、いい番組をつくられたなという感想を持ちました。テーマ的にもプロ野球で、どの社会にでも退場物語というのはあり、その中で比較的名の通った方々が出てきて、やっぱり一芸に秀でた人はその後も一芸に秀でるような人生を送っているなというのがよく見えました。
山口さんが、何でああいうふうな顔つきの人を使ったのかなというのが、逆の意味で感想に残りました。

◎局側

山口さん自身が今華やかな俳優さんとして活躍されていますが、30年近くかかり、ようやく俳優として食べていける状態になった人なので、言葉の一つ一つに重みを持って、職業をかえるということに関して、うまく頭づけをしていただけるのではないかということでキャスティングさせていただきました。

◎委員

1つ疑問を持ったのは、セカンドキャリアイコール余生なのか。余生とセカンドキャリアの定義みたいなものを、番組に決めてほしかったです。割と多くの方が次世代の教育、つまり自分の人生の次を育てることに生かされていたので、これこそがセカンドキャリアで、余生との違いなのかなと思いました。
 分岐点で何を考えたのか、参考になるものがあれば、そういう人たちが全員、見てよかった、自分の人生に生かせるなというものだと思いました。視聴者は、見た後に何か得るものがほしいと思うはずですから、そこが多分課題だったと思います。

◎委員

 すごく輝かしく見える世界がゆえに、その裏にある苦悩で、光と影みたいなところは改めて強調されて見えて、本当に一瞬、活躍して、すごくお金をもらえたけど、その後、長い人生をどう生きるか、スポーツ選手のセカンドキャリアの難しさみたいなところも考えさせられるものがありました。
 50~60代の背中を押すというのを一つ意図としてというのをご説明いただいたんですけど、もう少し幅が広がってもいいのかなと思いました。
 投資に回して大成功しているみたいな人もいたら、コンテンツとしてはよりおもしろくなるかなと思っています。
 最後の対談は、野球ファンの方にとって、これが伝説の対談みたいな形なのであれば、この後に松永さんがあの人と対談みたいな形で何かあると、ファンの方はそれで最後まで見てくれることもあるのかなと思いました。

◎局側

投資で大成功しているような方は、実は探しているというのが正直なところです。

◎委員

厳しいプロ野球の世界を生き抜いたプロ野球人の誇りみたいなのをセカンドライフでも貫いていらっしゃるなというのを思いまして、そういう人への応援メッセージだったり、最初の職業で一生懸命やったから、その誇りを持って次もいけるところがあるなと思って見ました。
髙澤さんが出てきて、松永さんとの首位打者争いというのが出てきましたが、松永さんが出てくるのは恐らく決まっていて、松永さんと因縁のある髙澤さんで出てきたのか、それとも髙澤さんがたまたま保育士されていて、おもしろいからと取り上げたら何か因縁があったから、そこを最後に持ってきたのか。どういう形でこの2人が登場していたのか、興味がありました。

◎局側

髙澤さんが先に決まって、取材をしていきました。話をしているうちに、松永さんと髙澤さんの因縁対決があることが分かりました。

◎委員

プロ野球選手は高額な契約金や給料をもらって入団しているわけですから、将来の保証はないというのは理解していると思います。現実のプロの世界は、監督やコーチになれるのはごくわずかな人たちしかいないわけであります。これは野球だけでなく、他のスポーツでも、セカンドライフというのは大変な課題の1つです。多分、もっとひどい生活をしている人が多い中で、この5人は努力のおかげでコーチになれたり、子どもたちを教えたりと、まともな仕事につけてよかった人たちだと思います。
この番組、私は90分は少し長いなと感じました。
今回はプロ野球選手だけだったので、他のスポーツ、サッカーやバレー、陸上の人たちのセカンドライフも取り上げていただいたらうれしいなと思います。

◎局側

このテーマは野球選手にこだわらず、世界陸上、世界と戦った方のセカンドライフを番組にしたいなと思います。

◎委員

人生の岐路で、どう選択をしたかのディテールがあると、もっと共感できたと思います。
数ある選手の中で、なぜこの方たちを選んだのか、あと、記者の方で選手との関係性ですね。この方と深い関係があるとか、そういうことがあって、こういう方たちが選ばれたのかを伺いたいと思いました。

◎局側

新たな選択をするときのプロセスのみならず、発想、言葉、人脈、人の支え、いろいろあると思いますので、取材のときには気をつけていきたいなと思います。
選手とはつながりがあって、10年ぶりに電話かけて、「どうですか」とお話をしました。基本的には、今回、今、幸せな人ということで選びました。

◎委員

インタビュアーが必要だったと思います。そうすると、野球とは何かということが多分少し見えてくるというのは思いました。

◎局側

基本的には、今回、今、幸せな人ということで選んでしまったので、野球があえて幸せだったのか、幸せではなかったのかというのは次のテーマになってしまっていて、特にそこに重きを置いた質問をしていなかったので、それでもあえて伺ったほうがよかったかなというのは勉強になりました。

◎委員

社会を学ぶということを、今、野球界とかスポーツ界では始まったりしているのでしょうか。

◎局側

Jリーグだと、プロ入りした選手を集めて、セカンドキャリアに向けて説明会をしていると聞いています。

◎局側

本日は貴重なご意見、皆様、ありがとうございました。

 午後5時31分 閉会

*BS-TBSでは、番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。