2014年8月26日放送
- 旅人
- 浅利陽介
#15「100万本のひまわりに海の幸・広島」
旅のはじまりはJR広島駅。
俳優の浅利陽介さんが、夏の風物詩「100万本のひまわり畑」を目指しながら、海と山の旬をめぐります。
まずは駅の観光案内所で、夏の旬といえば、旧太田川の「しじみ」と教えていただき、漁場へと向かいます。そこで“黄金しじみ”と呼ばれる、黄色く粒の大きいしじみに出会いました。そして漁師の鈴木さんにしじみをいただき、老舗料理店を訪ねます。
そこでしじみを使った「茶碗蒸し」と「お味噌汁」を特別に料理してもらい、広島名産で夏が旬の「岩がき」もいただきました。
海の幸をいただき、お酒が飲みたくなった浅利さん、お店の方から伺った酒の都、西条町を訪ねます。
通りで見かけた「美酒鍋」という看板が気になり、入ってみることに。日本酒だけで野菜や肉を煮込み、お酒の旨みと甘みが凝縮された郷土料理を堪能しました。
そして店長さんに夏の瀬戸内海の景色が格別と教えてもらい、海を目指します。夕暮れ時の瀬戸内海はとても穏やかで、車窓を流れる景色に浅利さんは癒されます。
一日目の宿は、地元の方に教わった海の見える「みはらし温泉」。そこで「たこの刺身」をいただき、瀬戸内海の旬を満喫しました。
二日目、旅の目的「100万本のひまわり畑」を目指し、三次市へ。同じ市内にピオーネという、ぶどうが旬を迎えていることを知り立ち寄ることに。聞けば“黒い真珠”と呼ばれているとのこと。出会ったぶどうは糖度が高く、その名の通り色は黒く真珠のように輝いて見えました。
そして、いよいよ最終目的地に到着。約5ヘクタールの田畑を100万本のひまわりが明るく飾っていました。育ての親である小前さんは、79歳と思えないほど元気で「ひまわりのおかげかも」と言い、ひまわりのような笑顔を見せてくれました。
広島の旬を求め、ひた走った1泊2日。浅利さんは電車や飛行機と比べ、バスで移動することで、「より広島の“中”に入り、地元の人と触れ合うことができた」と感慨深げでした。