2014年7月29日放送
- 旅人
- 逸見太郎
#13「ウミガメ上陸! 奄美大島の輝く海」
旅のはじまりは奄美大島の北部にある奄美空港。
まずは美しい海を見ようと1.5kmの砂浜が続く土浜海岸へ。ここで地元の方から、昔はよく“ウミガメの産卵”を見ていたとの話しを聞いた逸見さん。
島のどこかでウミガメに出会うことが旅の目標になりました。
島の中心部にあたる名瀬という地域へ向い、旬の手掛かりを探していると、とても美しい海岸があるという大和村の情報を入手。
すぐさま大和村へ。湯湾釜というバス停で降りると、目の前には無人販売所。
ここで逸見さん、旬の果物・島バナナを発見。その濃厚な甘みにビックリ。
巨大な葉っぱが生い茂るバナナ畑にも足を運び、南国ムードに浸りました。
夕暮れ時、いよいよ近くにあった国直海岸へ向うと、空一面に輝く夕陽に遭遇。さらに、夕涼みにきていた亀仙人と呼ばれる男性から、この時期は毎晩のようにウミガメが上陸するとの話を聞き出しました。逸見さん、近所で宿をとり、島民が愛する夏のごちそう「スジアラ」の刺身など、旬の味覚でお腹を満たし、長い夜に備えます。
夜11時、再び国直海岸へ。潮が満ちた深夜一時頃、ガサガサと音がする方向をよく見ると、そこにはアカウミガメの姿が。しかし、コンクリートにぶつかり、海へ引き返してしまいました。すると、さらにもう一頭、アカウミガメが上陸。
逸見さん、産卵のために一生懸命穴を掘る姿をじっと見つめます。
ところが、砂浜から大量の石が出てきたため、またしても海へ。
産卵は見られませんでしたが、ウミガメの目が、心に深く焼きついたという逸見さん。
躍動する生命の輝きが、旅の記憶となりました。