BS-TBS「ホテルマン東堂克生の事件ファイル~八ヶ岳リゾート殺人事件~」

スタッフ

2年前、ホテル「プラトン東京」から、ここ「プラトン ロイヤルホテル八ヶ岳」に総支配人として着任した東堂克生(内藤剛志)。お客様に最高の時間と空間を提供するため、スタッフとともに日々奮闘している。コンシェルジュの北山修二(東根作寿英)は、宿泊客パスカル・アンリ(Frederick Benoliel)と静子(いしのようこ)夫妻の恩人探しに奮闘。若手パティシェ・須藤義之(田中俊介)の作るスウィーツは宿泊客に好評で、人気作家・中上冬樹(デビット伊東)はそれを目当てに滞在するほどだ。須藤は、松岡みのり(山下リオ)との結婚も決まっており、ブライダル担当の山下みなみ(あめくみちこ)は、同僚の結婚式の準備に張り切っている。

ある日、ホテルに隣接したコテージで殺人事件が発生。警察庁・特別広域捜査員の刑事・高梨薫(内山理名)と山梨県警捜査一課の刑事・清水大樹(井上拓哉)が捜査に駆けつける。
頭部から血を流し死亡していた男性は、東京で飲食店を経営する望月真治(横山涼)と判明した。

東堂も立ち会い現場検証が行われた。山梨県警捜査一課・第三係長の真田英介(天野慶久)は、薫と清水に、ホテル関係者の聞き込みだけをしてくれれば結構と言い渡す。どうやら、警察庁からの出向である薫と、地元の名士の息子である清水は真田から疎まれているようだ。
事件発生のその夜。薫は東堂を呼び止め、自分の母は5年前に病気でこの世を去った高梨絵里子(紫吹淳)であり、自分はあなたの娘だと告白する。動揺する東堂。33年前、東堂と絵里子は、お互いの夢を尊重するために婚約を解消したのだった。絵里子に宿った新しい命の存在を、東堂は知らなかった──。

東堂と薫の間に微妙な空気が流れるなか、捜査は進む。
被害者の望月には借金があり、半グレとの付き合いがあったこと、望月とパティシェの須藤が中学時代の同級生だったことが判明。さらに殺害現場でドライラズベリーの粉末が採取されたことから、須藤が容疑者として浮上。当初は関与を否定していた須藤だが、一転、犯行を自供。しかし、東堂も薫も違和感を覚える。須藤が何かを隠しているのではないかと……
須藤の婚約者・みのりの父、アスカホールディングスCEOの松岡智久(永島敏行)や、須藤の母・弥生(大島蓉子)、須藤の親友の宅配ドライバー・佐々木雅也(岡本智礼)、望月が経営するバーの取材をした篠崎彩菜(柊子)ら、関係者の証言から浮かび上がる真実とは…?