「羊」が家畜化されたのは約1万1千年前。西アジアや中央アジアに棲んでいた野生のムフロンが飼育されるようになったのが始まりと言われています。
コロンブスは航海に出られたといわれています。そして、1492年、コロムブスがアメリカ大陸を発見。「羊」はスペインの船で新大陸へ、南アメリカや北アメリカに連れて行かれました。
そして、第二次世界大戦後は食糧難と物不足の時代。日本のめん羊飼育頭数と飼育戸数の変遷を見ると、羊飼育熱は高まり、昭和32年には史上最高の944,940頭を記録するに至った。
しかし、この頃の「羊」の飼い方というと、1農家に1.5頭程度という飼い方で採算がとれず、外国から安い羊毛や化学繊維が入ってくるようになって国産の「羊」は激減します。そして、90万頭以上いた「羊」が20年間で1万頭足らずになってしまいました。