History



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The History ofアスパラガス
4月13日放送 (# 27)
 
<グリーンとホワイトの違い>
品種は同じだが栽培方法が違う。
グリーンアスパラガスは日光を当てて育てるので葉緑素が出来て緑色になるが、ホワイトアスパラガスは日光を遮断して育てるから、真っ白。育て方には土の中で育てる方法と遮光素材を使った方法と2つある。
 
 

■グリーンアスパラガス
紀元前6世紀誕生。初めは薬用植物として扱われてきた
原産:南ヨーロッパ
学名:アスパラガス・オフィシナリス

グリーンアスパラガス
 
 

■ホワイトアスパラガス
16世紀のイタリアで食料飢饉に陥った村人が偶然発見した食材。以来、ヨーロッパ全土に広まった。
別名:
フランス「春の宝石」
ベルギー「貴婦人」
オランダ・ドイツ「高貴な春野菜」
ルイ14世は「マドモアゼルの指先」と呼んでいた

ホワイトアスパラガス

 
 
<日本での歴史>
日本に入ってきたのは、18世紀の江戸時代。グリーンアスパラガスがオランダから長崎に伝わって入った。
正式な和名はキジが隠れるくらい葉が茂るので「オランダキジカクシ」という。
 
 

だが最初に食卓にのぼったのはホワイトアスパラガスの方。
大正時代、北海道岩内町に東洋初、ホワイトアスパラガスの缶詰工場が設立した。
そこには「日本のアスパラガス発祥の地」なる石碑が建っている。

日本での歴史

 

<国内アスパラガスの消費量>
グリーンアスパラガスが1980年を境に缶詰のホワイトアスパラガスを越えている生食用のホワイトアスパラガスが店頭に並んだのは2002年頃。つい最近の出来事なのである。

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アスパラガスの消費量

       
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