あなたは心臓に自信がありますか?様々な心臓病があなたを狙っています。年々増加を続ける心臓病の死亡者は、なんと14万人。厚生労働省の調査によると昭和30年代死因の4位を占めていた心臓病は60年代には癌についで第2位に上昇しているのです。何の前ぶれもなく死亡する突然死、その7割が不整脈、心不全など心臓に関わるもの。
この突然死は体を動かしている時より、体を休めている時に多いのが特徴。
夜寝ている時起こり、朝になって見つかる−何故このような時間帯に突然死は多いのでしょうか。
それは心臓の動きを調節している自律神経が原因なのです。
特に副交感神経が働き、心臓の動きを遅くする就寝中と起床後の心臓の働きを活発にする交感神経の交換がスムーズに行われない時に突然死が起きる可能性があるといわれます。
また、心臓に血液を送り出す血管の発育が不良のため、心臓に血液が充分に供給されないのも原因の一つ。
しかもこの突然死は若い世代に増加しているのです。
そして中高年に多いのが生活習慣などから起こる狭心症や心筋梗塞。
狭心症は動脈硬化などによって血管が狭くなって、血液の流れが悪くなり胸に痛みが走るのが特徴。
そして心筋梗塞は血管が完全に詰まり、血液の供給が出来なくなるものをさします。
そしてもう一つ、心臓病のサインとなる不整脈−脈拍のリズムが不規則になったり、脈拍の回数が非常に多くなったり、少なくなったりする疾患です。
24時間休みなく働き、私達の生命を司る心臓。その心臓に襲い掛かる数々の病気。
今回のテーマは、心臓病とその予防対策を徹底追跡します。
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