もう5月も後半、段々熱くなり、まもなく夏も本番。ちょっと早すぎると思われるかもしれませんが、実は私達の体の中で一足早く夏を迎えている場所があるのです。それは皮膚。
これから夏に向け紫外線の量は飛躍的に増加。 この4ヶ月で、1年間の半分もの量の紫外線を浴びることになります。
この紫外線こそが、女性の悩み、シミ、肌荒れなど、皮膚のトラブルの大半の原因なのです。
皮膚は私達の全体を被い尽している器官で、面積は成人で約畳1畳分、重さは体重の8%と言われ、 表皮、真皮、皮下組織という三層に分かれています。さらに表皮は角質層、顆粒層、有棘層、そして基底層の四層からなり、表面にある角質層には角質生産細胞と言う細胞が何層にも重なっているのです。
皮膚の寿命は、およそ4週間。下の基底層から新たな角質生産細胞が2週間かけて角質層に達し、更に2週間かけて垢やフケとなって剥がれ落ちるまでを指します。
医学的に見ても皮膚も心臓や肺と同じくらい大事な臓器の一部で 、その役割は
1.身体の保護、 2.体温の調節、 3.脂質の分泌、 4.知覚作用、 5.免疫機能
となっています。
こんな大事な皮膚ですが、近来の地球環境の変化により今大変な危機にさらされています。
地球を被うオゾン層の破壊によって大量の紫外線が地上に降り注ぎ、皮膚に大きなダメージを与え続けているのです。
その結果、命を脅かす皮膚がん患者も急増。健康に良いと奨励されていた“日光浴”も今や危険視。
今回のテーマは、「皮膚」 。
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