今回のテーマは普段私達が何気なく使っている手。
手の能力は様々。 まずは握る、開く、物をつかむ。 微妙な調整で、固い物から柔らかい物までＯＫ 。 そして放す。更にはひねる事も手だけの機能なのです。 人間の体の中で最も精密な動きをする器官が手なのです。
その手のちみつな動きは、２７個の骨と１５の関節、そして約４０本の靭帯に支えられています。
しかし手の役割は、道具としての働きだけではありません。 影絵の様に何かを示す使い方から、握手や拍手、手話、世界各地に伝わる民族舞踊や、芸術的なダンスにも手は重要な役割を果たしています。
手は、人間の感情や意志を驚くほど巧みに表す表現者でもあるのです。
人間が猿に近かった頃から現在に至るまで、人間の文化・文明の発達を担って来た手。しかし、今、私達の「手」は疲れ始めています。皆さんご存知の手荒れを筆頭に、新たな病気が次々と襲いかかろうとしています。まさに手はＳＯＳを発信中。