松代藩重役。家老・正盛と親戚関係で藩内でも顔が利く。小五郎に恵津を辱めるような言葉を浴びせたことで恨みをかい討たれる。

松代藩家老。危機察知や状況判断には優れているが、藩の悪政の原因でもある。藩政を憂いた小五郎に命を狙われる。

松代藩納戸方。一人娘の恵津の幸せを考え、縁談を断ってきたが小五郎を見初めて婿養子に迎える。

松代藩士の次男として生まれた“へそ者”。自分の境遇を受け入れてはいるが、武士としての誇り高き生き様に憧れを抱く。

松代藩納戸方、山崎源右衛門の一人娘。藩内でも噂になるほどの才色兼備。結婚後は、小五郎をかいがいしく支えようとする。

旅籠「小松屋」の女将。公衆の面前で男とも対等にやり合う豪快さと人情深さを併せ持つ。小五郎の真の部分を見抜いて援助する。

大信寺住職。小五郎を幼少期から知る理解者。小五郎が追われる身となってからは恵津の相談相手ともなる。

松代藩士。父は、藩の重役関口喜兵衛。小五郎の復讐で命を落とした父を自業自得と感じているが、武士の倣いとして敵討ちに出る。