第80回
2023/03
1. |
日 時 |
2023年3月14日(火)午後4時 |
2. |
場 所 |
ホテルニューオータニ会議場 |
3. |
委員会の構成 |
委員総数 8名 |
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出 席 者 |
委員長 末綱隆 |
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局側 |
伊佐野 代表取締役社長 |
4. |
議 題 |
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(1)審議事項 |
「BIZスクエア」 |
(1)審議事項 ◎委員 1週間のニュースや三菱重工のトピックを、経済のことはわからない人にでも、入山さんがわかりやすく説明をしてくれていたのがよかったです。この番組は、ニュースやトピックも大事ですが、経営者の生の声を聞く、これが番組の肝ではないかと思いました。サントリーの社長の話もすごく興味深かったですし、サントリーの社訓の「やってみなはれ」というのは、何事にも通じる言葉だと思いました。失敗談、苦労話、成功に導いた話など、この番組を見て、もっとたくさんの経営者から聞いてみたいという気持ちになりました。すごく勉強になって、いい番組だったと思いました。 ◎局側 実際いただいた時間は30分くらいでした。企業のトップの方ですと、1時間いただけることはまれです。30分のインタビューで、12分くらい使用しています。 ◎委員 幾つかある経済ニュースの中で、報道の内容については、時間の中で要領よくまとめているという点でうまくできていると思います。構成については、ほぼ問題ありません。ただ、前半は、ネットでも十分とれる情報にとどまっていまして、少し不満があります。MRJのことについても、もう少し突っ込めなかったかなというのが個人的な感想です。 ◎局側 企業トップの方のインタビューとなりますと、事前にある程度の質問内容をご用意しまして、先方の企業の広報や、制作スタッフ、編成など社内のしかるべき部署で確認をしています。今回は収録でありましたが、生のときもほぼ同じような形で、企業トップの方にお越しいただく場合には共有しております。 ◎委員 経済番組は難しいですね。経済に対してどのくらいベースの知識を持っているか、どういう関心を持っている人を対象にするかによって、かなりつくり方が変わってくるのではないかと思います。前提として、その辺はどういうふうにお考えなのか伺えればと思います。 ◎局側 私たちも、どれくらい視聴者が理解しているかというところを常に考えながら、言葉が難しかったり、最近聞くような言葉は補足するようなことをして、なるべくベースを一定化させたいと思ってやっています。ただ、おっしゃるとおり、地上波のニュースより少し経済専門性を高めているという意味では、ベースを少し上に設定しております。 ◎委員 経済のことを伝えていくことが目的だと、おっしゃいましたが、テレビは、その先があって、伝えられた人間が何を思うかというところまでが番組だと私は思っています。 ◎局側 キャスターの播摩はジャーナリスト37年ですから、非常に慎重です。会社を代表しているというところもあり、そういう意味では非常に慎重です。全部無難でやる必要はなく、そこはもう少しバランスを見てというところを番組のスタッフでも共有して、番組づくりに生かしていきたいと思います。 ◎委員 ニュース番組として、それなりのスタンダードでしっかりつくられていたと思います。時事ニュースを幾つか取り上げて、それを深掘りするものと、それから特集という構成であったかと思いますが、毎回そういう構成でしょうか。 ◎局側 構成につきましては、ほぼこのような構成で、前半に最新で起きていること、そして1週間のまとめがあります。まとめの中から一番注目するニュースをトップニュースにします。毎回そのような方向ですが、生放送なので、何かあったら大きく変わることもあります。 ◎委員 番組がよりよくなるにはどうしたらいいかとして、勝手な主観で申し上げます。 ◎局側 ご指摘のとおり、スタジオは木目調のところなものですから、後ろに縦にブルーの青空を出したり、生放送ですので、もう少し生の映像、外を見せる、今日は天気はどうなのかとか、いろいろ工夫をしたいと、今やっている最中でございます。もう少し生であるということ、お昼であるということを意識して、番組づくりに生かしたいと思います。 ◎委員 ある意味、非常に安定した、無難な報道だと思います。少し物足りないところはありますので、それは、この番組のターゲットをどこに置いているのかというところです。コメンテーターが1人で対抗軸がないので、もう少し批判的な人も出してコメントをしてもらうと、大分違ってくるかという気がします。何となく一方的な番組になってきているような感じがします。特に今回はトップニュースで三菱重工の国産ジェットをやりましたが、何が悪かったのか、何が問題だったのかというのをズバッと指摘するような人が出てきてもいいと思いました。 ◎委員 日本の経済、ここ20〜30年で、日本人の1人当たりのGDPは2位まで上がっていって、2位から今、30位近くに落ちています。どう考えても経済が強くない国であると言えます。そういう中で経済を取り上げていくとすれば、画面も明るくして、日本の経済を明るくしようという雰囲気を醸し出すような番組になるといいと思いました。 ◎局側 特にニュースはそうなのですが、流してしまったらそれで終わりというところはあるかもしれません。三菱のことにせよ、検証した上で、これが明るい先へ結びつくというような、やはり検証というのはその先も非常に大事なのだと思って、お話を伺っておりました。 |