第79回
2022/12
1. |
日 時 |
2022年12月9日(金)午後3時57分 |
2. |
場 所 |
TBS放送センター会議室 |
3. |
委員会の構成 |
委員総数 8名 |
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出 席 者 |
委員長 末綱隆 |
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局側 |
本田 常務取締役・番組審議会統括 |
4. |
議 題 |
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(1)報告事項 |
番組種別公表制度に基づく放送実績について |
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(2)諮問事項 |
民放連放送基準改正に伴う、BS-TBS放送番組基準の準用について |
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(3)審議事項 |
「帰らないおじさん」 |
(1)報告事項 ◎局側 2022年度上期の2K4K放送の番組種別の放送時間を報告させていただきます。 (2)諮問事項 ◎局側 この度、民放連の放送基準が、人権意識の高まりや、価値観の多様化、社会情勢に合わせた広告の適正化ということを念頭に改正されました。BS-TBSの放送番組基準は、細目については、民放連放送基準を準用すると定めておりまして、引き続き民放連放送基準を準用したいと考えております。放送法第6条第3項の規定に基づき、番組審議会に諮問させていただきます。 ◎委員 今回の放送番組基準の改正に関しましては、放送法第6条第6項に基づき、諮問案が妥当である旨、BS-TBS番組審議会の答申とさせていただきます。 (3)審議事項 ◎委員 コミカルで、おもしろく、楽しめました。30分番組というのも、時間的に飽きさせないでよかった。大人が子どもに戻って本気で遊ぶ姿、またこれがおもしろい。番組自体は、くだらないのですが、何か見てしまうという不思議な番組でした。 ◎委員 私も、娯楽番組だという感想で見ていました。これを見て、最初に頭にパッと浮かんできたのは、私の小学校と中学校時代ですかね、同級生とこんなことをやっていたなと。 ◎委員 この番組、見ておもしろいとか、そういうもので判断するのかというと、そうではないと思いました。番組自体は、仕事を持って、それから家庭も持っている、要するにいいおじさんが、木曜日の、1時間半とか2時間くらいの間で、棒を投げながら遊ぶ。2話目は野球盤。 ◎委員 これを見て感じたのは、俳優さんがとてもうまい。非常に楽しく見させていただきました。だから、見ていて、ほっこりとはします。見ていて楽しいのは事実なんですが、あまり難しく考える必要もないのかなという感じがしました。テーマを選んでいくのも大変だし、俳優さんがかなり頑張っておられるという印象を持ちました。一番感じたのは、この番組、長く続けられないのではないかという気がしました。テーマもありますが、なかなか難しいかな。 ◎委員 このドラマはすごく貴重でした。これが当たり前になってほしいと思います。全ての男性にそうなれと言っているのではなくて、こういう男性がたまに路上でワチャワチャしているのが当たり前のような日本になってほしいと思いました。日本では、ちょっと家に帰りたくないと逃げることとか、男性がつながることとか、そういうことはあまりなさそうですが、それって大事なのです。なぜ逃げることが大事なのか。なぜつながることが大事なのか。なぜばかになるってことが大事なのか。これらは全部メンタルヘルスで考えたらすごく大事なことで、このドラマが出たことはすごく意義があると思っています。 ◎委員 こういうおじさんは日本にはいない。こうであったらいいなという、ある種のファンタジーが1つのドラマという形になって躍動していると拝見しました。仕事からも家庭からも自由になって、思う存分遊ぶことは大事だと言いつつ、そうやって遊んでいるけれど、棒に縛られていったりとか、野球盤やっても、魔球で縛られたりとか、結局見ていると自由じゃない。そういうところもおもしろかったです。 ◎委員 原作の漫画も読みましたが、こういった30分という時間の中でやると、名優の人がやっているのですが、表情的な表現は漫画のほうが強かった。漫画はテクニカルにいろいろ考えてつくられているので、ぐっとくるものが漫画のほうが強かった。 ◎委員 すごくいい役者さんを起用されていて、画力はあります。バッと映ると見てしまう画力があって引き込まれるのですが、何を見せられているのかという、引きが弱い。置いていかれないためには、言葉の力がすごく大事で、何となくしみるように、見終わったら、何かホロッときちゃったとか、笑ってたのに、何でかわからないけど涙目になっちゃったみたいな感じがこの中にあると、30分ですごくいい思いをした気がしますが、これに期待した人たちに応えられているかな。と思いました。 |